春の夜

唇噛みしめ、歩く街灯下。

あの日の傷が癒えなくて

泣いた所で何も変わらなくて

強く噛みしめた唇は、ハッキリと形が残っていたね



あれから幾つの時を数えたのかな?

少し大きくなったその背中は、あの日よりたくましく見えた。