『デミアン』ヘッセ/新潮社 | 砂場

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本の感想と日記。些細なことを忘れないように記す。

デミアン
新潮社
ヘッセ(著)高橋 健二(著)
発売日:1951-11
おすすめ度:4.5



信心深い両親の元で育てられたシンクレールは、神をも恐れぬ言動のデミアンに衝撃を受けると同時に憧れを抱く。キリスト教以外の価値観に魅せられ揺れ動くシンクレールの若き苦悩の日々を描いている。以前に読んだ『シッダールタ』は仏教思想が中心だったが、ここではもっと漠然したものが理想とされていて、善悪二元論を内包した神といったもので、東洋思想の影響にあるらしい。

信仰や価値観を巡って自己を探究する物語であるのだが、ギムナジウム的な雰囲気が全体を漂いつつ、ティーンエイジャーの男同士の精神的だけとはいえ密接な関係が描かれるなど『トーマの心臓』や『風と木の詩』を思いだした。


風と木の詩 (1)
中央公論新社
竹宮 惠子(著)
発売日:2002-07
おすすめ度:5.0
トーマの心臓 (小学館文庫)
小学館
萩尾 望都(著)
発売日:1995-08
おすすめ度:5.0

Amazy