small planet―本城直季写真集 | 砂場

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本の感想と日記。些細なことを忘れないように記す。

本日放送のトップランナーでも紹介されていた話題の写真集『スモールプラネット』。ミニチュアの世界の精巧なジオラマにしか見えないが、実は本物の風景という摩訶不思議な写真がページをめくるたびに現れる。雪の積もる住宅街や真夏のプール、コンテナの詰まれた港、波が押し寄せる砂浜。そのどれもが精巧なミニチュアとしか思えない。

本城 直季
small planet

昨日、書店でじっくり観察したのだが何度みてもミニチュアの世界にしか見えない。全てがツクリモノとしか思えず、ひょいと手を伸ばせば建物でも人でもつまみあげることができそうな気がする。でも、これは現実の世界だ。写真の撮りかたを変えるだけで、現実とツクリモノの世界が入れ替わる。この画像だと分かりにくいので、ぜひとも現物をみて欲しい。トップランナーを見ながら、本城氏が「実はミニチュアを作って写真で取ったんです」って言いださないかと思っていたけど、そんなわけもない。不思議だ。写真が不思議なのか、本物をミニチュアと判断する脳が不思議なのか。