『短歌はじめました』穂村弘・他/角川ソフィア文庫 | 砂場

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本の感想と日記。些細なことを忘れないように記す。

穂村 弘, 東 直子, 沢田 康彦
短歌はじめました。 百万人の短歌入門

主宰・沢田の元に集まった主婦、漫画家、女優、プロレスラー達の自由奔放な短歌に、エッセイでも人気の歌人・穂村弘と、短歌の神が宿る東直子が、愛ある評価とコメントをつけた。楽しいコトバの世界へ出かけよう!(出版社紹介文)


穂村弘のエッセイは何冊か読んだが歌集などは本格的に読んだことはない。だから僕のイメージの穂村弘はダメ人間だということになっている。深夜、寝ぼけたまま布団のなかで菓子パンをむさぼり食う男。


だが、本書のなかの歌人・穂村弘はそんなぼんやりしたイメージとは違う。厳しい批評眼。深い洞察力。切れ味鋭い分析力。的確な助言力。まるで、短歌という世界で修行を積み重ねた賢人。これが、あのとぼけた穂村弘と同一人物なのか。


僕が思っていた短歌や誌というものは、漠然としたイメージを言葉にするもの。それは、おのれの感性で勝負をする世界だと思っていたのだが、どうやら試行錯誤を繰り返して言葉を鋭く磨ぎ上げていく、職人技のようところもあるようで。


というこで、この本で紹介されていた短歌でもっとも気になったもの。一度読むと憶えてしまう…。


ヤクルトの古田のメガネすごくヘン もっといいのを買えばいいのに 
すず