3月前半発売の文庫 | 砂場

砂場

本の感想と日記。些細なことを忘れないように記す。

そういえば僕の担当は文庫だったということで、今日は3月前半に発売された文庫で面白そうなものを紹介。2月は紹介するのを忘れてた。自分の担当なのに……さすが書店員失格。



著者: 小泉 武夫
タイトル: 地球怪食紀行―「鋼の胃袋」世界を飛ぶ

大人気「怪食シリーズ」も中国、アジアときて今回は地球。「食の冒険家」である小泉先生のの真骨頂だ。怪食という内容なので写真が多いのはありがたい。この表紙の食べ物はなんだろうか。想像もつかない。





著者: しりあがり 寿
タイトル: 小説 真夜中の弥次さん喜多さん

話題の映画化原作。漫画では描かれていない「弥次さんと喜多さんはなぜ旅に出たのか」など、この小説には書いてあるようなので、ファンなら必読。なんだか映画がすごく気になるのだが、原作を読んでから映画を観るか、映画を観てから原作を読むか。それが問題だな。



著者: 赤瀬川 原平
タイトル: 優柔不断術

『老人力』がベストセラーになった著者だが、このタイトルもさすがだ。かなり心惹かれるものがある。優柔不断の僕としてはぜひ読みたい。でも優柔不断なので買うところまで踏み込めないでいる。なるほど。優柔不断な人の人口はかなり多いはずだが、『老人力』ほどのベストセラーにはならなかったのはそういうことか。



著者: 阿刀田 高, 東 雅夫
タイトル: 闇夜に怪を語れば―百物語ホラー傑作選

僕の敬愛する東雅夫氏によるアンソロジー。やはりホラーの真髄は短編にある。面白さではなく怖さを求めるなら迷わず短編を読むべきだろう。京極夏彦との対談で始まり、泉鏡花、森鴎外、遠藤周作、岩井志麻子などなど豪華メンバーでトリは村上春樹。久しぶりに気合の入ったホラーアンソロジーということで、これは買います。



著者: 白石 一文
タイトル: 僕のなかの壊れていない部分



著者: 荻原 浩
タイトル: 神様からひと言

光文社文庫の今月の新刊は文芸フェアということで、この2作品が気になるところ。白石一文は角川のお抱え作家かと思っていたら光文社からも出していたのか。彼の小説はいずれ読みたいと思っているのだが、なかなか手が回らない。ちなみに知らない人もいるだろうから書いておくけど、白石一文は時代小説家の白石一郎氏の息子。『明日の記憶』で注目の荻原浩はサラリーマンを描かせたら現在の作家のなかではトップクラスの腕前だ。本作ももちろんサラリーマンを描いた作品。



著者: 佐伯 泰英
タイトル: 探梅ノ家

居眠り磐音江戸双紙シリーズ第12弾。このシリーズは累計130万部と驚異的な数字を叩き出しているのに、あまり話題にならないのが残念。知名度はまだ低いが佐伯泰英は時代小説の旗手として、僕などはもう足を向けて眠れないなと思う。僕がPOPに「売れすぎ!」と書いたのはこのシリーズだけだ。

紹介する本が多くなりすぎたので、文春文庫はまたの機会に。

・関連図書

著者: 小泉 武夫
タイトル: アジア怪食紀行―「発酵仮面」は今日も行く

著者: 小泉 武夫
タイトル: 中国怪食紀行―我が輩は「冒険する舌」である

著者: しりあがり 寿
タイトル: 真夜中の弥次さん喜多さん (1)

著者: しりあがり 寿
タイトル: 弥次喜多in DEEP (1)

著者: 赤瀬川 原平
タイトル: 老人力 全一冊

著者: 白石 一文
タイトル: 一瞬の光

著者: 荻原 浩
タイトル: 明日の記憶