昨年末に購入した本で1月から読んでいるが、なかなか進まず。
日にちが経ち過ぎて、内容を忘れてしまっているので、積読…
2度目も新鮮な気持ちで読めたりして
今日は第1章のみ。
内容が非常に濃いので、手短に本の紹介をするのは難しいけど、わたしなりに紹介してみます
経済は、美術を支えられるか!?
日本の江戸時代、ヨーロッパのルネサンス時代、印象派絵画が出始めた時代と、その制作活動を支えたのは何だったのか。
この時代だからこそという背景は何か。制作の傍ら、どのような生活を送っていたのか。
美術は、経済なしには語れない!!!
わたし自身、ずっと疑問に思ってきた「画家は作品が売れるまで、どのように生計を立てているのか?」
個人的には、西洋美術の印象派絵画に興味を持ち出し、少しずつ有名画家の伝記を読み、このような疑問にたどり着いた。
唯一無二の作品をどのように評価するか。タッチが好き、色彩が好き、奥行き感・コントラストが好き。
人によっていろいろな価値観があるけど、描いた人の癖で価値を見出す場合もあると思う。
また、時代背景とともに価値観も変わってくるし、作品が売れ出すと「絵」の評価ではなく、「名前」で欲する場合もある。
「芸術の真価というものはなかなか見極めがたく、短期で儲かるものがそのまま価値を持ち続けるとは限らない。」とある。
まさにそのとおりだと感じた。
美術と経済は切っても切り離せない関係性はあるが、儲けを目的とすると失敗する可能性が高いのだろう。
興味深く、おもしろい。
さらに、記述の中では具体的史実に基づいたエピソードの紹介も多く、初めて知ることが多かった。
参考文献を見ていると、読んでみたくなる本がたくさんあり、「コラム」として紹介されている内容を見ると、もっと詳しく調べたいと思うこともある。
例として、レオナルド・ダ・ヴィンチに関する記述があるが、いくつかのキーワードとともに検索してみると、「ギリシア神話」や「オペラ」、「天国と地獄」など、まったく想像していなかった関連する情報に到達した。
検索していくなかで、知らなかった情報サイトも知ることができて、また新たに情報網を獲得した気分になった。
次は第2章だ。さまざまな情報に派生して、調べることがまたいっぱい増えるだろう。
これも楽しみのひとつ