神はブライアン・ウィルソンを世に使わす | 花日和

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好きな音楽や日々思うことなど・・・色々。

小さい頃、母が大きなステレオセットを買ってきた。当時はチューナー、カセットデッキ、レコードプレイヤー、ラジオチューナー、どでかいスピーカー2本でセットするとテレビより大きかったかな(笑)
性能的にはどうだったかは記憶にないけれど、子供だましのようなレコードプレイヤーと小さなAMラジオからの脱出には十分過ぎるほどだった。何しろ画期的だったのはFMラジオが聴けたこと。
私はまだ小学校3年生位だったので、音楽はTVから聞こえるモノだけしか知らなかった。そこへ5歳年上の姉が、「FMラジオを聴いてみるといいよ」と教えてくれた。お金がないのにステレオセットを買った母は、肝心のレコードは買えなかったらしく(笑)土日の午後はもっぱらFMラジオを流していました。日本の音楽以外にも海外の音楽を聴いたのもその時が初めてでした。たまにカセットに録音したりして聴いていた記憶だけあります。何を聴いていたのかは覚えてないのが残念。まだ外で遊ぶのがメインだった時代なので、興味は無かったのかもしれない。

さて、そんな思い出から30年以上経って自分がこんなに洋楽趣味になるなんて思いもよらず。
今日はThe Beach Boysのニューアルバム「That's Why God Made The Radio」を聴きながら。
何か難しい事を語らずとも、いつの時代も良い音楽は長く聴き継がれ、常にその時代・世代の中心に君臨し、共に過ぎていく中で成長し、新しい世代に受け継がれていく。
カールとデニスがいなくなってしまって、ブライアンも参加しないのならオリジナルアルバムはもう発売される事なんて無いのかも・・・と思っていたけれど、それは本当にバカな勘違いだった。
ビーチボーイズはビーチボーイズとして存在していた。美しく、楽しい愛すべきビーチボーイズが帰ってきた。おかえりなさい、ブライアン。私にはこのアルバムにカールとデニスが存在していると感じます。おめでとう50周年。

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