当地は県内でも一番温かい地域なので、秋らしい紅葉を

観ることはできない。

 

その代わり、川沿いの土手にはススキが群生している。

川にはカモが遊び、秋の風物詩でもある。





 

大正時代の詩人・野口雨情が作詞した「枯れすすき」が昭和に入って、

森繁久弥が歌った「船頭小唄」が大ヒットした。

 

♪おれは河原の枯れすすき 同じお前も枯れすすき~

 

大正生まれの亡父がよく口ずさんでいた。

どこかニヒルというかクールな心境だったのかもしれない。

 

「ススキ」はそんな心境にさせてくれる。