農村社会の共同体の精神「結い」お互いさまの社会を取り戻そう! | 国民が情報発信する側に立つと 日本は変わる!自立と共生 インターネット安曇野 平林登

農村社会の共同体の精神「結い」お互いさまの社会を取り戻そう!

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一人でできないことはネットワークで!
ヒューマンネットワーク「結いの会」
the United People of the World

Whole world One household

 

お互いさまの社会 結いの生き方

 農村社会では、自作農が共に汗を流し、お互いに労働の融通をしながら、田植えや稲刈りなどを協働でして来ました。みんなの心の貸借表の帳尻が、時間を経てみると、ピタリと収まるからこそ、今だにこうした素朴ではあるが、お互いの対価を相殺し合う、切実な人間的連帯感、人の結びつきが残っています。この地域共同体の相互扶助の精神を、「結(ゆ)い」と言います。この働き方で、蔵の建つ農家が生まれました。

 

 個人でできないことは共同体で!この思想は、今のシェアリングエコノミー、クラウドマーケティング、SDGs(持続可能な開発目標)の理念に符号します。私たちの暮らしの中には、お互いに分かち合い、助け合う風習が、無尽講など日本のいたるところに残っています。生活の知恵として、民間の内に育ってきた社会保障制度(セーフティネット)です。人間の勤勉さと信義がこれをクレジットします。

 

 しかし、人間関係の煩わしさから、お金で済むことは、何でもお金で済ませるようになり、人々はバラバラに分断され、競争社会へと突入し、お金を優先する、決して人間らしい社会とは言い難い時代になってしまいました。

 

ルネサンス 心の回復

 私たちは、閉息された管理社会に封じ込められ、精神的に無言の圧力をかけられ、いたたまれずに、辛い現実から目をそらし、この苛立ちに空しさを知り、疑うことをやめ、馴致してしまい、諦めることで、生活をエンジョイしているように思えます。負の生き方です。もっと個性的で、もっと創造的に、もっとシンプルに生きるためには、私たちひとり一人が、主となり、結いの生き方を学び直し、自らを解放しなければなりません。

 人の中へ、自然の中へ!
 如何に結び直すか?
 ここに日本の文化がある。

 

お金には質がある 品性がある

 仕事は、お金以上のものをもたらしてくれます。暮らしやすい社会です。勤勉と信義 日本人は、日本の作法に誇りを持って仕事をすればいい。ものづくりの精神です。ものやサービスに日本人の心が宿っています。作って売る。この一対一の経済は、レバレッジ経済(マネーゲーム)ではなく、働いて稼ぐ、作って売る、まともな実体経済を言います。この一対一の経済は、競争ではなく、お互いさまの人間関係(地域共同体)から生まれます。私たち日本人が、行じて来た生き方です。日本人が大和の心を失うと、日本はお金に質を問わない国際金融資本(グローバリゼーション)に飲み込まれてしまいます。

 

(C) 平林登 @信州あづみの