情報を制する者が世界を制する Google、Amazon.com、Facebook、Apple | 国民が情報発信する側に立つと 日本は変わる!自立と共生 インターネット安曇野 平林登

情報を制する者が世界を制する Google、Amazon.com、Facebook、Apple

情報を制する者が世界を制する

 インターネットが出現してわずか20年、この間に、Google、Amazon.com、Facebook、Apple Inc.の4つの主要IT企業(GAFA)は、世界中の情報を牛耳り、国を超え、世界を支配しています。これに伍して戦うには、私たちひとり一人が、自分の情報を自分でコントロールできるようにしなければなりません。そして、情報をお互いに共有したり、シェアできる仲間をつくりお互いに担保できる共同体が必要です。これは日本の農村社会の生き方にあります。結いと言います。

 

一人でできないことはネットワークで!

 私たちの推進している一社一頁運動は、お互いの仕事を熟知し、お互いに気にかけ、お互いに営業活動の手助けをするヒューマンネットワーク(give and take)を目指しています。様々な業種の仲間が、情報や知恵の交換を、証文なしで当たり前に行います。ネットワークの情報力で、売ることの不安から解放され、作ることに専念でき、身軽で、等身大の経営ができます。

 

 → 事業共同体

 

ネットワーク経済 ー 地域シェアリングエコノミー

 ひとつの情報は、自分には無意味でも、他人にとってみれば「これがすべてだ!」と言うケースがよくあります。その情報をお金にできるからです。自分ではお金にできない引合情報を誰に渡してやるか、この度量とこれをシェアする仕組みさえあれば、おかげさま、お互いさまと言えるネットワーク社会が実現します。

情報の貸し借りに証文は残しません。情報は情報で報いる。仕事は仕事で返す。この価値交換(シェアリングエコノミー)は、富の集中を抑え、お金に質を求めない国際金融資本の暴走にブレーキを掛けます。地域性を生かした、事業者のアイデンティティを生かした経済活動を可能にします。

これは全てをお金に頼らずとも、豊かな暮らしや経営ができることを意味します。私たちの暮らしの中にある知恵です。日本文化「おたがいさま、おかげさまの心」は、世界の経済システムを大きく変えるパワーを持っています。

 

 → ネットワーク経済

 

ネットワーク経営

 農村社会では、みんなが労働や時間をお互いにシェアしながら、田植えや稲刈りなどの農作業をしてきました。心の貸借表の帳尻が、時間を経てみるとピタリと合うからこそ、今だにこうした素朴ではあるが、お互いの対価を相殺し合う、切実な人間的連帯感が残っています。

この共同体の相互扶助の精神を「結(ゆ)い」と言います。私達の暮らしの中にも、お互いに分かち合い、助け合う風習は、日本のいたるところに残っています。知り合いが、お互いの仕事を熟知し、お互いに気にかけ、営業の手助けをする。仕事を紹介したりされたりする関係です。仲間内では情報や知恵の交換(give and take)を、証文なしで当たり前に行っています。過度なグローバル化に歯止めを掛ける経済モデルです。。

 

 → ネットワーク経営

 

(C) 平林登 @信州あづみの