私たちの生き方が問われている 自立と共生 心のOSを従属から自立へ | 国民が情報発信する側に立つと 日本は変わる!自立と共生 インターネット安曇野 平林登

私たちの生き方が問われている 自立と共生 心のOSを従属から自立へ

日本の成長戦略!国家百年の計

心のOSを従属から自立へ

 

サイレントマジョリティーが
情報発信する側に立つと日本は変わる!

 

私たちの生き方が問われている 自立と共生

 人間関係の煩わしさから、お金で済むことは、何でもお金で済ませるようになり、人々はバラバラに分断され、利己主義を生む競争社会へと突入し、決して人間らしい社会とは言い難い時代になってしまいました。私たちは、閉息された管理社会に封じ込められ、精神的に無言の圧力をかけられ、いたたまれずに、辛い現実から目をそらし、この苛立ちに空しさを知り、疑うことをやめ、馴致してしまい、諦めることで、生活をエンジョイしているようです。サイレントマジョリティーが主権を手放してしまった。負の生き方です。

 

 もっと個性的で、もっと創造的に、もっとシンプルに生きるには、今こそ、自然に帰り、母なる懐に抱かれ、その鼓動を、体で感じ、心を大いに遊す。大地(earth)に触れ、ストレス(帯電)を逃がす。心の回復です。心を強くし、そして、主権を取り戻す。

 

 国破れ山河あり。人間は「自然」に遊び戯れ喜ぶ本能があります。私たちは、自然から遠ざかるにつれ、生命の衰頽を招き、菌に対する抵抗力がなくなり、免疫不全の体になるんではないかと言う不安があります。特に「土」がきたない物だと言う考えが衛生教育に取り入れられてから顕著です。

 

自然の中へ、人の中へ

 土は汚いもの
 人は怖いもの
と言う近代教育は、目先の危機回避にはなっても、決して、人生の危機管理にはなっていない。確実に心身の免疫力を蝕んでいる。子供たちの心身の鍛錬に人や自然との触れ合い。心や身体の免疫力を高め、生き抜く力を与えてくれる。自然や社会はもともと非情なもの。これに抗しながら、肩を寄せ合い、分かち合いながら、地縁血縁を強めてきた。都会に出ても、魂はいつか故郷に帰るものだ。現代人よ!笑わないでほしい。

 

Give and Give の精神

 仲間とお客や仕事を分かち合うことができますか?お互いさまの心です。仲間づくり(共同体)の基本は、どこまでも、“Give and Give”を貫く不動の精神。Give and Giveを貫いてゆくと、社会全体が、Give and Take のお互いさまの社会になります。シェアするほどに豊かになる生き方です。

 

地方創生 郷土を豊かにする

 約束されているはずの公務員の生活保障が難しくなっています。学問を積んだ専門職を正規で雇えなくなっています。自主財源難から職員の非正規化、業務の民営化がどんどん進んでいます。地方は益々貧しくなります。これからの行政は、今ある有形無形の地域の資産を市民と如何に運用し、お金を生み出し、地域を豊かにするか?行政の経営力が問われています。

 

 成長戦略の基本は、自分の製品を自分の販路で売る。これが現状を打破する解決策です。ワーキングプアの食えないサラリーマンを増やすよりも、食える個人事業主を育てる方が未来に希望が持てます。そのためには、事業者の産み出したモノやサービスを売り切る仕組みを市民の繋がりでつくる。事業のしやすい町にする。この事業共同体の芽生えからワクワク、ドキドキする町づくりが始まります。

 

 → 三割自治からの脱却

 

情報を制する者が世界を制する

 インターネットが出現してわずか20年、この間に、Google、Amazon.com、Facebook、Apple Inc.の4つの主要IT企業(GAFA)は、世界中の情報を牛耳り、国を超え、世界を支配しています。これに伍して戦うには、私たちひとり一人が、自分の情報を自分でコントロールできるようにしなければなりません。そして、情報をお互いに共有したり、シェアできる仲間をつくりお互いに担保できる共同体が必要です。これは日本の農村社会の生き方にあります。結いと言います。

 

一人でできないことはネットワークで!

 私たちの推進している一社一頁運動は、お互いの仕事を熟知し、お互いに気にかけ、お互いに営業活動の手助けをするヒューマンネットワーク(give and take)を目指しています。様々な業種の仲間が、情報や知恵の交換を、証文なしで当たり前に行います。ネットワークの情報力で、売ることの不安から解放され、作ることに専念でき、身軽で、等身大の経営ができます。

 

 → 事業共同体

 

ネットワーク経済 ー 地域シェアリングエコノミー

 ひとつの情報は、自分には無意味でも、他人にとってみれば「これがすべてだ!」と言うケースがよくあります。その情報をお金にできるからです。自分ではお金にできない引合情報を誰に渡してやるか、この度量とこれをシェアする仕組みさえあれば、おかげさま、お互いさまと言えるネットワーク社会が実現します。

 

情報の貸し借りに証文は残しません。情報は情報で報いる。仕事は仕事で返す。この価値交換(シェアリングエコノミー)は、富の集中を抑え、お金に質を求めない国際金融資本の暴走にブレーキを掛けます。地域性を生かした、事業者のアイデンティティを生かした経済活動を可能にします。

 

これは全てをお金に頼らずとも、豊かな暮らしや経営ができることを意味します。私たちの暮らしの中にある知恵です。日本文化「おたがいさま、おかげさまの心」は、世界の経済システムを大きく変えるパワーを持っています。

 

 → ネットワーク経済

 

ネットワーク経営

 農村社会では、みんなが労働や時間をお互いにシェアしながら、田植えや稲刈りなどの農作業をしてきました。心の貸借表の帳尻が、時間を経てみるとピタリと合うからこそ、今だにこうした素朴ではあるが、お互いの対価を相殺し合う、切実な人間的連帯感が残っています。

 

この共同体の相互扶助の精神を「結(ゆ)い」と言います。私達の暮らしの中にも、お互いに分かち合い、助け合う風習は、日本のいたるところに残っています。知り合いが、お互いの仕事を熟知し、お互いに気にかけ、営業の手助けをする。仕事を紹介したりされたりする関係です。仲間内では情報や知恵の交換(give and take)を、証文なしで当たり前に行っています。過度なグローバル化に歯止めを掛ける経済モデルです。。

 

(C) 平林登 @信州あづみの