自己紹介の後、
相手が自分の一つ下とわかったHさんは言った。
「!、弟よ!」
相手も間髪入れずに言う。
「おねえたま!」
Hさんは、考えがまとまるのと同時に言語化する人だ。
いや、まとまる前にしゃべっている。
その荒削りで正直な言葉で、相手の心中に入り、
核心で会話する場面には、何度も遭遇した。
正直な人だ。
異様な雰囲気の場でも、態度は変わらない。
そんなHさんに、私はずいぶん救われてきた。
つい、まわりの状況を察して話す私は、
場の空気が悪いと、つられて黙り込んでしまう。
ところがHさんはあっさり沈黙を破る。
すぐに『フツウ』の、笑いが起こる雰囲気にしてしまう。
思いもよらぬ方向から、
思いがけない本音のボールが飛んでくる。
Hさんとの会話は、そんな感じだ。
そんなHさんの発言に大爆笑の
今日のランチタイムである。
