『11月に発表会をやる!』
と言う先生に、
『え~~~』
私たちはローテンションの返事をした。
ウクレレ教室に『癒し』を求める私達には、
覚えようという姿勢がない。
努力しないくせに、
先生が披露するかっこいいフレーズには飛びつき、
それだけはマスターしようとする。
『楽してしゃべってええとこ取り』クラスである。
毎回先生は、褒めたりおどしたりしながら
私達をヤル気にさせようとする。
どんな作戦にもビクともしない私達だが、
先生もウクレレで食ってるプロである。
とうとう発表曲が決められてしまった。
がんばってコードを覚えた
小1の男の子の演奏を私達に見せ、
『ええかげん観念せぇ』
とばかりに圧力をかけてきた。
しゃーない。
やったろやないか。
もう逃げられないのである。
