幼なじみが仕事のトラブルの最中、帰省に戻っていた。
再会ひと目で、
何かあったと思われる表情。
気がほぐれる場所はないかと、
市内の夜景がみえる場所に車で行った。
東京で働く彼女は、
故郷奈良の夜景を
『ひとつひとつが暮らしの灯りだ』と、とても喜んだ。
疲労した心は、少し元気を取り戻してくれた。
私は、街の灯りにあたたかみを感じる。
残業してるオフィスの灯り。
点々と淀川を渡る橋の灯り。
荷物を運ぶトラックの灯り。
呼吸みたいに点滅するビルの灯り。
過剰な灯りは、もう欲しくないけど。
母なるこの星には親孝行したいなぁ。
欲しがる子供達ばかりでは可哀想すぎる。
