麓の駅のタクシー乗り場へつきますと、二台ほど空車のタクシーがありました。



おそるおそる、一台目のタクシーにお願いしてみたのですが






案の定、「行けない」との即答です。

その方が車を降りて、2台目の方にも聞いてくださったのですが、2台目のの運転手のさんもまた「行けない」とおっしゃったのが聞こえてきました。



まだぬかるんでるかもしれないし、そもそもあのお山に登るのは道が怖いからよほどのこと以外は断ってる、と、以前聞いたのと同じ返答です。


せめてよく晴れた日の朝なら、明日なら、と言われたのですが直感では「今日」なのです。






ですが、運転手さんのご迷惑になるならそれは申し訳ないしと考え込んでいましたら、1台目の方がどこかへ電話をかけはじめました。


そしてしばし、遠くで何かを話して、こちらへ戻ってくると、


「いけるやつがいたよ」



と、いうではありませんか。






なんでもその方は、昔からみんなが行きたがらない御許山をかって出て下さるという方で、その方がたまたま出勤日の上、今手が空いているというのです。





神様が呼んでくださった、と思いました。




5分ほど待ったでしょうか。

一台のタクシーが目の前にとまりまして、「さあ乗って!早く行こう、日が暮れるよ」と、なんとも気の良さそうな男性が降りてきました。



そして私たちは、御許山へと出発する事ができたのです。