動画をUPするか悩みましたが、
今後同じような症状が出た子や飼い主さんのためにアップします
『可哀想』って思うような動画が出ますので、
苦手な方はここまでにしてください。
もっと大変な子もいますが、
『犬を飼う』という事は、こういう事がある事も覚悟しなければいけないという事です
11日の祝日(前のブログがこの日の詳細)。
午前中アップダウンのある小山を散歩し、休憩後、
夕方、近所のランで少しボールをしたくらいです。
この時点で歩様の異常は感じませんでした。
帰宅後、20時頃の夕飯まで寝てましたが、
起きたらこの歩様になってました。
まず足裏に何か刺さってないか指も１本ずつ触りました。
また痛がるところはないかも触って見ましたが、全くありませんでした。
腫れてないか？熱を持ってないか？もチェックしましたが、
気になるところはありませんでした。
(足の裏が少し熱かったけど、ランで走ったからかな。)
関節の可動域のチェックしましたが、特に普段と変わらずに感じました
(こちらのチェックはそこそこにしておきました)。
また、お座りした時の左肩の開き(角度)が少し気になりました。
腫れてるところもありませんでした。
こんなですが、ベットにもソファーにも飛び乗ったり降りたりしてました
食欲もあり、ご飯を出したらもう少し歩様も良かった。
とにかく今日はゆっくり寝かせ、明日になったら
『何でもなかった』ってなるんじゃないかと甘い期待をしてました。
が、朝になっても同じだったので、
急遽かかりつけのそとぼう動物病院へ連れて行きました。
車の乗り降りも出来るだけ負担をかけないようにと、
以前、お友達からアイアンバロンの 着たままねんねのハニカム胴着 を
頂いていたのですが、まさかのフライングで使用することになりました
(緊急時はバスタオルや布なんて思ってましたが、こういうの必要
)
何もないのが一番だけど、これ大型犬の飼い主さん、一つ持ってると良いですよ
(ちょっと大きかった
)
先生は、触診を丁寧にして下さり、
『肩の外旋の時にちょっとポキポキって感じになる(ゆるい)』と。。。
そしてレントゲン室へ。。。
手根関節(手首)は問題ありませんでした。
肘関節は急性でなく、年齢的な老化から
骨化している部分があり(肘の前側)、またモヤモヤしてるところ(肘の後ろ側)
があることから、慢性の関節炎になっていると。
(老化って、先生まだ６歳なんですけどただ私が見ても解る画像でしたが、今回レントゲンしなければ判らなかった)
で、肩は左肩関節・内側靭帯損傷との診断が出ました。
手首が付かないから手首かと思いましたが、
肩でした。
断裂までは多分いってない、損傷だそうです
『肩の靭帯だと長引く』からねって
(靭帯は血行が悪いところで治りにくい。修復に長くて6週間その後再生へと進む。
ここってなかなか傷めることはない強い場所のはずなので、
ここの故障って相当だと習ってます）
先生が図を描いて説明してくれたのですが、
真似して。。。
こんなだったか
肩の関節は関節包で覆われているものだけど、
その中で肩甲骨と上腕骨をつなげている。
関節包の中に靭帯が３本があって１本でも切れてしまったら手術。
関節と靭帯が一緒にくついてる特殊な構造から、肩関節(靭帯)損傷 となるそうです。
難しい
でも、プラーナ和漢自然医療アニマルクリニックで理学療法を少し習っていたので、
先生のお話がだいたい理解出来ました。
こういう時でもないとなかなか見ない図をアップします。
自分の復習のためにも
知ってる人は飛ばしてくださいね
私も教わるまでは犬の構造なんて全く解らなかった
『肩』・『肩甲骨』って言われて解ります
詳しく知りたい方は、個々で調べてみてくださいね
肩関節包の上が肩甲骨で、下が上腕骨
前足の骨は上から、
肩甲骨
上腕骨
橈骨(とうこつ)・尺骨(しゃっこつ)が並んでいて、
中手骨(ちゅうしゅこつ)
指骨(しこつ)
そしてちょっと場所が違うけど関節包。
こちらも場所が違うけど(肩関節の靭帯図が無かった)、
中はこんな感じに靭帯があって(赤くなってる物含め)、
骨と骨をつないでてる。
ちなみに健は筋肉と骨を結びつけてる。
とにかく今は安静にして、まずは損傷を治す。
運動禁止、滑る床も禁止。
治りがとても悪い場所なので、
１週間は絶対安静
帰宅して外に出たがるので、日光浴させました
そして、お薬飲ませて私は出勤
夕方帰ってきたらお薬が効いているようで、
歩様が戻りご機嫌ちゃん
そして夜は、ちゃりりんピックを家の中でやりやがった
翌朝も庭に出たがるので出したが、外の和犬に吠え追いかけまわる(庭で)
マジ、やめてもらいたい
靭帯が切れては困るので、ほんと抑えるのが大変です
14日(損傷3日後。いや、薬飲んだ後からこんな感じ)のちゃーくん
只今お気に
のおやつ入れ『パイナッポー
』
14日のちゃーくん動画編(損傷3日後。)
病院に行って薬を飲ませた夜にはほぼ同じような感じになってました
いつも仕事から帰ってきて散歩が終わるのが20時前で、
『時間がなーい』なんてバタバタしてるのだけど、
逆に家にいて何も出来ない方が辛い
また、元気なのだけど体の中がどんな事になってるのか。。。
こんな時に言葉が話せたらいいのに、犬の気持ちが知りたいってつくづく思う。。。
それにしても犬(動物)って凄いです。多分すごく痛いと思うのです。
その瞬間を一生懸命生きてるから、痛くたって匂い取りがしたい時はテコでも動かないし、
走りたければ走るし(これは人間が制御しなければだけど)。
そしてうれしいと相変わらず笑ってる。
なのでショックですが飼い主、励まされております
そういえばボールはほどほどに言われてたけど、
あまりにも調子がいいので、頭から無くなってしまってたな
加減がわからないよー
このまま良くなりますよーに
靭帯切れちゃいませんよーに
尊敬してる理学療法の先輩から(私用)
【動画の見立て】
左肘の屈曲浅い＆後方可動域狭い、左膝も屈曲浅い、頭の上下動、
肩の高さ左右差あり(右が低い)、前後も差あり(前が低く前足加重)。
左肘または肩関節を痛めている可能性。
左膝をあまり使えていないので、股関節〜膝を庇い、更に前足加重になっている可能性。
【アドバイス】
ちなみに、手根から指先を痛めている場合は、痛くて付けず手を持ち上げる動作をすることが多く、頭の上下動は首〜肩肘のことが多いかなと思います。
肩、肘、手根、どの慢性関節炎の子も今まで施術してきて、11歳超えてからケアを始めて、
16歳になる子でもだんだん改善して関節の変形が少なくなり可動域が広がった子もいます。
やっぱり血流なんだなーと実感しています。
痛み・炎症が治まったら、マッサージストレッチを短時間でもできる時にやると良いと思います。
特に、首周り、右側棘上筋、左上腕二頭筋(肘上の内側)が固くなっていると思われます。
固い所をとにかく指圧(首周りは優しく撫でる位)、前腕屈伸、前後へのストレッチ、様子見ながら旋回も念入りにすると良いです。
痛みがなくなったら、軽くねじる動きも加えて血流促進すると良いです。
慢性関節炎は、温め、マッサージストレッチでかなり改善します！みんな発症時よりケアしている今の方が調子が良いと言われます。
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