傘をかぶった満月
ぼわんと夜空にひとりぼっち

生きていくだけで精一杯の町…
から抜け出して、パッと見、アグレッシブな毎日

情けないほどにお嬢さま
地に足が着いたり、つかなかったり

起きて、食べて、シャッターを開けて、病院に行って
食べて、昼寝して
また、食べて、寝る

テレビも見ず
本も読まず
デイサービスに行くでなく

出かける用事は病院、葬祭、お見舞い…

病気はないのに、病名を探し求め
介護施設に行っては、嘆き
広いおうちでぽつねんとひとりぽっち

寂しさはわかる
でも、やさしいことばが出てこない
先回りされ過ぎて
空を仰ぎ見るだけの私…

なんだか、悲しすぎて
目の下がピクピクひきつる