ああ 青空だ
雲ひとつない青空だ

すっくと立った細身のマンションが額縁の一端を成す

天井の高い窓に写り込むライトが昼間の星のようにひっそり輝く

風・の音はしない
目には無音の風が吹き抜ける

風見飛行機がくるくる回る
木々がもあもあうねる
バサバサ枝を揺らす

ねえ ここはパラダイス
心の楽園

この広く青い空の遥か向こうから
一本のシルキーに輝くビーズのチェーンが伸びてきた

私をここに生み出し、生かす命のつながり
宙(そら)から『臍の緒』がやってくる

私を突き抜け
私をそのシルキーなビーズの一粒として
未来永劫伸びてゆく