わらわらと
幻人で町は埋め尽くされ

そこここで
蝋燭のゆらめきの中
芝居が始まる

百年経ても
色鮮やかに
瞳の数だけ変化自在

夏の夜のおどろおどろの怪しの舞台

だいだいの提灯、ジグザグと
小さな町に結界を張る

江戸から昭和が幾層にも重なる

土佐の高知の夏の夜の幻