ダイナミックな空

大胆な筆使い

白い鯨の目は太陽

象の肌様の海面に
船舶が線を描く

黒富士の回りに
兎や鼠や鷲が控える

大地に黄金の筋が走る

伊勢湾が黄金の羊羹のようだ

お空の国の屏風絵が
所々桃色に染まる

本州と四国の間には
ナスカの海上絵

段々畑のような雲が続く

点在している四角い銀が
一斉に西向いて
太陽を見送っている

岬をいくつも過ぎて
濃い緑のキャンバスをいくつも数えているうちに

ほら、大きな鳥は地上に舞い降りる