新年、大規模な合同稽古に出かけた。
大人は、地稽古の回り稽古だった。
一人だけ女性で、あとは全部男性と稽古をした。
年齢も、段位もごちゃ混ぜで、どんな剣道をする人かは、稽古を始めてみないとわからなかった。
こんなふうに稽古をするのは、とても久しぶりで、正直、戸惑った。
昔の自分ならば、どんなお相手でも、右手打ちを直すためにかかる稽古をしていた。お相手の攻めには目をつぶって打ち込んでいた。
しかし、今の自分は、攻めたり先を取ったりしようとする。そのためには、お相手を見なくてはいけない。いや、見てしまう。
そうすると、男性のお相手は、はじめはものすごく私の様子を見る。稽古時間の三分の一は様子を見る。で、中盤、ボコスカ打って来る。終盤は全く打って来なくなり、お好きにどうぞ、という感じだ。全く噛み合わない。回を重ねる毎にどんどんつまらなくなっていく。
そういう稽古をする人は4人はいた。年齢若め、段位高めの印象だった。
なんか、あしらわれてる?
その後の元立ち稽古で並んだ先生は、男性との稽古では、間合いを作って攻め合っていたが、私との稽古では、ズケズケ間合いに入って来てしつこく竹刀を弄ってきた。もちろん竹刀を押さえたり払ったりして対応した。そうしたら、先生は、真っ直ぐ構えて遠間から面に何本か飛んで、その後は普通に、稽古になった。
なんだろう?何なんだろう?
今まで見てなかったからわからなすぎる。
男性は、初対面の女性と回りげいこで当たったら、一体何を思い、何を考えて稽古をするのだろう?
審査で、お相手が攻めても打ってもこない謎の答えがそこにあるのかもしれない。