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さんさん備忘録

どうもひとこと感想が苦手なので、備忘録としてまとめることにしました。高垣彩陽関連によく出没中。

朗読劇 私の頭の中の消しゴム 6th letter 出演:田代万里生/沢城みゆき
日時:2014年6月8日(月) 17:00~18:56



本  みゆきち出演お祝い


朗読劇 私の頭の中の消しゴム 大千穐楽に行って来た。同じ劇を3回も行くのは初めてのことだ。
とは言っても今回は演者が異なる組み合わせ。演者がどのように役にアプローチするか興味があった。


台本の内容は前回、前々回でこれでもかと書いてしまったので今回は割愛。


気になった点を以下に書き出していく。

沢城みゆきさんは、前回の備忘録 でも書いたとおり、冷静に役柄を捉える方なのかなと思っていました。
序盤のちょっと強気な薫は、足を組んで台本を読み上げて表現していました。
日記の互いの晒し上げが終わり日記をお互い渡す場面、あやひーミッツーペアはお互いいたずらっぽい笑顔で交換していました。

こちらのペアは薫がつーんとした表情のまま浩介から受け取っていました。ちょっと茶目っ気のあるつーん顔です。

この時点で、お?これはまた違った面白みがあると感じ取りました∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

浩介役の
田代さんについては存じておりませんでしたが、女性ファンが非常に多かったこと、テノール歌手であり、ESCOLTAのメンバーでもあるとか。
第一印象は「福山潤」さん系の声かなあということでした。ただ、聞いていく内に、歌手活動や舞台での持ち味を活かした声色の幅の広い演技に驚かされました。低い声から高温、かすれ声に息が抜けたような声とクルクル自在に発声していましたね。
不器用なミッツーの浩介とはまた違う、クールな浩介でしたね。


あとは、あやひーミッツーとのペアと比べて、テンポの早い会話の掛け合いでしたね。
ぽんぽんと薫が話し、ぱっぱっと浩介が表現のある返答をするイメージ。このリズムがなかなか良く、明るい場面ではかなり笑いが取れていた印象。

さて、沢城さん。観劇してみると、確かにクールに薫という役を捉えていr…ん?可愛らしい薫だ。
いや?キュートだな。…いや、おかしい。あまりにキュートすぎる。こんな沢城さんは全く想像できなかった ← かなり失礼

身体を縮めて左右にフリフリする仕草や浩介のことが気になり、きゅーっと悶える仕草がとてもとても愛らしい。

ローゼンメイデンの「真紅」や、図書館戦争の「柴崎麻子」この辺りのイメージでいたけど、絶園のテンペストの「鎖部葉風」やフォトカノの「深角友恵」の方が近いかもしれない。


いったいこの可愛さの源は…?
この疑問には翌日のニュースでも報道された入籍の報告 で納得しました。(‐^▽^‐)
等身大の演技、幸せに満ち溢れていてこっちまで幸せをもらえました。

それ以外はというと、彼女らしいクリアで高い声を生かして女の子らしさを前面に出していましたね。!クイクイっとキュートな薫の台詞がぽんぽん連なる。沢城さんが感じた薫はこんなにも愛らしいのか。
あと、ちょっとして台詞で気に入ったのをいくつか。

(1)浩介の部屋に初めて泊まった場面

「これは?」
「フ(→)レン(↓)チカーブ(↑)定規」
フ(→)レン(↓)チカーブ(↑)定規…?!」
― 浩介のわざとらしいイントネーションをそっくり真似して言ってみる薫。この真似する薫がどれも沢城さんなかなかうまかった。くすっとした笑いが取れていた。

逆に、浩介が薫を真似するような場面では全然似ていない甲高い声(馬鹿にしたような)で演じる田代さんも笑いが取れていてよかった。「奢ります!
目玉親父の声みたいな薫の声真似w

(2)母親の借金を返すのに貯金を使い果たし、久しぶりにあの屋台へ言った時の一言。
「おいしいね、…おいしいね!」
ちょっと涙ぐみながらも、はにかむ薫。繰り返しいうことで、切なさとともに、二人でおでんを食べる幸せを感じさせるものでした。


二人のリアクションも大きく、これが劇の盛り上げに一役買っていましたね。一級建築士の試験に合格し喜びを表す際に、床に寝転んでやったーと叫ぶ浩介も良かった。

田代さん、汗(涙?)を拭っているときにマイクが外れてしまうが、うまく乗り切っていましたね。あれは見ている方もちょっとドキッとしました(^_^;)



終盤、やはり感動したのは記憶が一時的に戻り、浩介のもとから離れる場面の手紙を読み上げる場面。

ああ時間がない、どうしよう、書き足りない伝えたい
本当は1秒でも長くあたなと一緒にいたい
本当はあなたと一緒にいたい。ごめんなさい。あなたが愛し続けてくれたとしても、私はあなたが思うようには愛せない…

何度聞いても感動ですね。
沢城さんのクリアボイスが無情に響く様子と涙を誘うBGMがまたマッチします。



ペースが速いなと感じたが、2~3分ほどあやひーミッツーペアより早く終演。


【感想】
今回の田代/沢城ペアは声のバリエーションや表情、リアクションの幅が大きいことやテンポの良さが目立ちました。これは幸せ・嬉しい場面や、笑いの場面で特に効果を発揮しているように感じました。

私的に言うと、
あやひーの薫: 一緒にいると楽しくなってしまう薫
沢城さんの薫: 一緒にいると幸せになってしまう薫

楽しいことは幸せなのかもしれませんが(^_^;)
どちらを見ても、それぞれ見所がありましたね。
テンポの早い沢城さんの演技は明るい場面で発揮していました。ふふふっと笑顔にさせる演技ですね。
あやひ―の方は、言葉一つひとつの捉え方に気持ちがこもっている感じです。バッティングセンターの一言で笑わせる場面がまたw


ミッツーの浩介:  不器用だけれども芯のある浩介
田代さんの浩介: 表情豊かで楽しいが、弱みのある浩介

設定が同じなのに何でこんなに書いてることが違うんだ…(^▽^;)

ミッツーの浩介はとにかく不器用。プロポーズも不器用。でも、薫の傍にずっといると言うときの意志の強さや、涙を堪えながらも薫を守ろうとする様子に芯があるように感じた。
田代さんの場合、声の種類が豊富で喜怒哀楽どれもがスパットわかるものだった。じゃあ、なんで弱みがあるのとしたか。後半、台詞でよく引っかかる場面が見られた。単純なミスなのかそれとも思わず涙ぐんでしまい詰まってしまったのか…。後者であるなら弱みかなと。また、薫が去ってからの場面、声を荒げる言い方が目立った。一人になりやりきれない気持ちのミッツーの浩介とはちょっと様子が違った。動揺を隠しきれない浩介といったところか。


ひとつ言えるのはどちらの公演でも感動する人が続出したということ。
さすがに短期間に3回目の公演となるとその感動にも慣れてしまった自分がいることも否めない。
この辺りは、他に観劇した方々の感想をもとに補完したいと思う。




【あやひーの良かったところ】

じゃあ、他のペアの公演を観劇したうえであやひーはどこが優れていたかというと細かい所作が行き届いたことである。

たとえば、結婚式で指輪をお互いにはめる場面での立居振舞は、女性らしいしなやかなものであり、美しさを感じた。

母親の借金を自分たちで払おうといった場面、自分の日記を浩介にすっと渡して読んでもらうところでの表情がもの悲しくも慈愛に満ちたものであり、許してしまおうと思わせるものであった。


そして、田代/沢城ペアにない仕草で感動を呼んだのが、浩介が書いたメモを二人で確認する場面。あやひーミッツーペアでは2公演ともにこちらで感動させられてしまった。
この場面の始まりは「薫、おいで。」から。ぽーっとしていることが多くなった薫にメモを見せるところであるが、連れていく際に薫の手を取り、小さな子供を連れていくような仕草であった。薫もそれに対して、ついていこうとしているようだ。
二人がそばにいると感じた何気ない行動であるが、とても幸せそうに感じた場面である。メモを読み上げる浩介は笑顔で薫に教えるも涙を堪えている様子がひしひしと伝わってくる。
わたしのおっとはこうすけ。…このしゃしんのひと!!

薫の夫は………この写真の人

おえかきする。おえかきする!おえかきする!

無邪気に読み上げる薫にも注目すると、すごく楽しそうな声に変るところがポイント。本当に小さな子供が知らないことを覚えていくような嬉しさを表現していた。また、言っているうちに楽しくなっていくようにも聞こえる。「おえかきする」も3回言うがどんどん声が強くなり言っていく内に楽しくなっている薫を表現していたのもその一つだ。

この切なくも、幸せをかみしめる場面は映画版にもここまでのものはなく、屈指の感動の場面であったと伝えたいところです。


感動には苦しく悲しい場面もありましたが、この切なくも嬉しい感動は終演後の観客にも「ちょっと優しくなろう」と思わせる気持ちのいい感情を思い起こさせるものでした。



終演後に脚本を書いた岡本さんとも話せましたが、また来年も開催しようとする意欲が感じられました。
昨年、あやひーは茅原さんの公演を観劇し、今回の出演へのきっかけとなりました。今回も、多くの方が各公演を観劇されたようですね。

かないみか さん
茅原実里さん
釘宮理恵さん
阿澄佳奈さん
井口裕香さん
戸松遥さん
寿美菜子さん
(都度、追加予定)

…来年はどんな人が出演されるのでしょうか。楽しみです。

 
前回備忘録続きより

ネタバレ回避はこっち



以降、アルツハイマーについての詳しい言葉が出てくる。

アルツハイマーは…治らない…
。新しいことを覚えられない。新しいことから忘れていく。終いには、トイレや物の食べ方すらも忘れていく。
アルツハイマーは心の病ではなく身体の病気だ。薬の進行を抑えられることもできる。



会社に辞表を書いた。漢字の間違いもなくよく書けている。友人との別れ。必死で涙を堪える友人に帰り際に抱き合った。涙が止まらない。いつまでも友達でいてね


悲しいBGMも相まって、次第に泣き始める観客が増えている。



認知症の学会やアメリカの論文発表にも参加する浩介。藁にもすがる思いなのだろう。2回目の公演で気付いたが、「らしい」や「だろう」の推量や希望の意思が汲みとれる言い方であった。傍から見るとこっけいかもしれないが、相当追い込まれている様子が読み取れる。



それでもアロマテラピーや、記憶力や集中力を高める効果のあるローズマリーやレモンを使い始める。



そういえば、あやひごろ
でも言っていたコラボドリンクにもレモンが使われていました。

アンケートの感想でこのカクテルを飲みながら、よく思い出せた人もいるかもしれない!?

コラボドリンク




この何にでもすがっている場面、一時的に症状が抑えられ希望を見せる。お弁当を三食作る薫。

温泉で一緒に入る浩介、薫。幸せいっぱい。

部屋が真っ白、お鍋が黒焦げw慣れないことするからよ浩介!

幸せな場面が急変する。



電磁調理器に変える。薬が効かなくなってきている。

はぁはぁはぁはぁ…晩御飯を作らなきゃ」真夜中にパジャマで必死に出かけようとする薫。



薫の台詞が断片的になってきた。あやひ―の演技も考えのない読み上げるだけのような口調になった。表情もふわふわしている。



認知症の症状は、若い人の方が進行が早い。薬が効かなくなってきているのかもしれない。…そんなはずない、あの薬は…薫にだけは効くんだ!



あのへやにいるひと…えっと……ああ、こうすけだ



そしておそらく感動する場面の一つであろうシーン。

小さい子供のように浩介に手を取られステージ左手にある部屋の壁まで連れられていく薫。

浩介が部屋の壁に忘れないようにタグを貼り、それを読み上げるシーンだ。

・電気は消さない

・短い方の針が、何時


わたしのおっとはこうすけ。…このしゃしんのひと!!

薫の夫は………この写真の人

おえかきする。おえかきする!おえかきする!

― 無邪気に読み返す薫がかわいくも見えるが、ぐっと涙を堪え優しく伝える浩介に目頭が熱くなった。

なお、同じポストイットが劇場前にあり、写真を撮る列ができていました。

浩介・薫のメモ

自分はこの場面、2回ともに目元を押さえそうになりました。BGMと相まって効果は抜群でした。ちょっとした幸せでもあり、切なさの残る場面です。



そしてこのセリフ

(医者に)メモを書いてもやがてメモがあることすらも忘れるから意味がない


後からじわじわくる、悲しみ。





こうべ!おばあちゃんち!

夜中に突然発する薫。

徘徊もそうだが、記憶の底にあるものがいつ出てくるかわからないシーン。明日行こうと言うも、すぐそこだよ?と言って歩いていく薫。それに付き合う浩介。もちろん歩いてなんて行けません。

夜道の途中見上げると大きな月が見えて薫がひとこと

あれは、おひさま?どうしてこんなくらいんだろう?



家の設計図を見せると、なんとなく家だと分かった。友人と再会したがもうわからない様子。



薫が風邪をひきベッドに臥した場面、突如記憶が甦り、謝る薫。

ごめんね浩介。いつもありがとう。シーツ洗ってくれたんだ。…いい匂い

薫!!

私…普段大丈夫?

全然大丈夫だよ!早く良くなるといいな!

うんお休み。…明日は雨やむかな?

ちょっと希望を持たせる場面。

風邪薬が効果あった?翌日も記憶が良好!

風邪薬を飲み続ければもしや!?そこにこの一言


にがいーにがいよーーー


突き落とされますね…

ここからグサリとくる台詞の数々。



徘徊を避けるために、外側から鍵をかけた

だして!だしてよーーーおそといくのーーー



帰ってくると、薫がトイレで伏していた。床が汚れていた。服も汚れていた。臭いも…構うものか。



帰ってくると薫がこう言ってくれた。

おかえりなさい!かずやさん

― 周囲でくっという声がちらほら。



徘徊が多くなったため、薫を紐でつないだ。

何も考えずにただ歩き回る薫は…神々しくて……うつくしい

― 浩介の心が疲れてきている様子がボディーブローのように観客にけしかけます。



この紐は…俺と薫の赤い糸

このひもじゃまーーー



仕事に出かけるときにこんなことを言うのはやめてくれ…やめてくれ!

いってらっしゃい!かずやさん

…やめろ

いってらっしゃい!かずやさん

…いってきます。ちゃんと家にいるんだぞ

はい!かずやさん

― これはおそらく男性の方が堪えられない場面であろう。周囲で鼻をすする音が続出。



ごはん…ごはん、……ごはーーーーん

これは心ではなく、身体の病気だと言い聞かせる浩介。



疲弊する浩介。

どの本にもある。この病気は…心に強く残っていることの方が記憶に残る…薫は俺より和也というやつのことを…。

違うと言ってくれ!薫!

かずやさん!



それでも

俺は薫がずっとそばにいてくれるだけでいい。本当だ!…薫…ずっとそばにいてくれ………

無情にもこの言葉は届かない…薫の記憶が戻る。

はっとする薫…急いでその場から離れる。

薫がいないことに気付く浩介。辺りを捜しても見つからない…。

…2階の机に手紙を見つけ、それを読み上げる浩介。別れのBGMが流れ始める。



ごめんなさい。私の日記を見ました。浩介をたくさん傷つけてしまいました。あなたが悲しむ姿なんて見たくない。だから…私が私でいられるうちに…この家を出ます」(浩介の読み上げ)



本当にごめんなさい、大好きな浩介。どうかわかってください。もっと言いたいことがたくさんあるのに。言葉が出てこない。全然書き足りない。ああ…もう時間がない。あなたのことは絶対に忘れない」(浩介の読み上げ)



あなたのことは絶対に忘れない。ああ…こわい…どんどんあなたの記憶が消えていくのがこわくてしょうがない…でもあなたに会えて、いっぱい面倒見てもらって…こんな幸せな人生なんてないと思う…

私の記憶は消えていく…でも私の記憶のあなただけは絶対に消えない…消したくない!

私の記憶の中であなたは笑っているし、いい匂いがするし、抱きしめてくれる

あなたは一度も私のことを愛しているだなんて言ってくれなかった。ずっと…言ってほしかった。でもわかってる。全部わかっているから…!

ありがとう、本当にありがとう!ああ全然書き足りない…時間がない…浩介…浩介ーーー!

許してください。早く出ていかないとまたあなたを傷つけてしまう…。本当はあなたと一緒にいたい。ごめんなさい。あなたが愛し続けてくれたとしても、私はあなたが思うようには愛せない…

どうかわかってください。心から大好きな浩介へ!

― 長すぎて2回分のメモを合わせたが、大体こんな内容だったかと。どちらも涙腺崩壊のお知らせ。





あの屋台がつぶれた。薫がどこかに隠れているかもしれないと今でも思っている。

5/28 薫…どうして俺を捨てた!どうして俺から去って行ったんだ!!俺を一人にしないでくれ

― 急に一人の寂しさを感じる浩介。こういうのはすごくわかる。人間そういうものだ。そして、この日付だけはしっかり書かれていた。風になるの発売日でもあり、個人的に思い出深い日のため。



7/20 薫の誕生日…おめでとう薫…

懐かしむような語り口と、薫の座っていた椅子の方に向けて話す浩介。細かい仕草がよかった。



薫の父から離婚協定の書類が届くも、サインせず。



浩介の母親と再会、口は悪いがうまくいっている。

― やはりツンデレか



心の部屋の話、君に人生を教わったんだ。



突如、ステージ奥側のテーブルにスポット。BGM

そして施設の服装をした薫が別の場所で語り始める。

浩介へ!不思議な日。今日は突然記憶が戻ったの!

バッティングセンターは21球300円、あのマンションは35階建て、フレンチカーブ定規、自在曲線定規!すごいでしょ!?

私はあなたのことを忘れてしまいます、だからあなたも私のことを忘れてください。素敵な出会いをしてください。それが私の願いです。

浩介は案外と結婚生活に向いています!奥さんだった私が言うんだから間違いない!

私を捜さないでください…さようなら!


…!静岡県熱海市!





これは、実は会いに来てくださいのサインだったのだろうか?…と思ったら、施設の看護師が出したみたいだ。薫の意思を汲み取ったのか、KYだったのかは各人の感性によるかも(^_^;)



優しいBGMが希望のある場面を想像させる。

施設を探り当て、薫に会いに行く浩介。薫の部屋は見晴らしがよく、あのマンションを思い起こさせる。

ベランダにいる薫に言った。

薫!!

不思議そうな顔をしたがやがて笑顔でこう言った!

は・じ・め・ま・し・て



― BGMが消え、周囲で泣いている様子がはっきりとわかる。

まだ救われない言葉が続く。メモは初めのうちは貼ってあったが、そのうちにどれも薫が捨ててしまった。肩に触れても、声をかけても初めて見るような顔つきや無視したり逃げたりした。まったく浩介のことを覚えていない様子だ。



スケッチブックを取り出し、まるで浩介がいないように絵を描きだした。まるで子供の落書きだ。



ふとあの絵は顔だと分かった!短い髪、口ひげ…君に出会った頃そんな髪型だった!いや、そんな細かいことはどうでもいい!あれは……俺だ!!!



どうして覚えているんだ!…いやそんなことはどうでもいい!!何もかもを忘れた彼女の心の中に…刻み込まれていたんだ………



薫、わからないかもしれない、でもどうしても伝えたいことがある………

愛してる、愛し続ける。たとえ君が俺のことを忘れていても…







BGMが流れ終演



拍手喝采!で3度(金曜は4度)舞台でお辞儀し、二人で手を取り合って退場しました。







【感想】←これだけで良かったのではとツッコミなしで。あくまで備忘録…いや長すぎるのも問題か。



映画版を事前に見たせいで、浩介のパワーバカキャラっぷりにちょっと違和感を覚えていました。ただ、映画版は浩介があまりにもクールすぎたので演じるうえでは今回のものが良かったのではないかと2回目公演で感じました。



また、映画版ではここまでアルツハイマー病で苦しむ場面がありませんでした。

自分には幸いなことに認知症の知人はいません。そのため、今回のあやひーの演技がよりリアルだったのかどうかの公平な判断はつけられません。

一つ言えるのは、あやひー自身、認知症の知人や関連作品(明日の記憶 等)から感じた演技を見せつけていたということですね。

幼児化・退行化した薫の演技、ふと記憶を取り戻す演技、会いたくて会いたくてたまらないのに離れる決意をする演技…どれも記憶に刻み込まれました。



実を言うと、金曜の方が東山さんが先読みしてしまうことが多かったです。ただ、月曜の公演ではただ力を込めて言っていた場面が、金曜の公演ではその加減を和らげ、より伝えられるようになっていいたと感じました。



あやひーは普段は優しい声ですが、症状が悪化し叫びだす場面ではすごい声量で劇場内に響き渡らせていました。ZANNAや2LDKの時にも思いましたが、ドスの利いた声も声楽から生かされているのかもしれませんね。いや、どれだけ薫にシンクロできたのかの成果かもしれません。



かひたリリイベの時や、晴レルヤ第191回(6/5)の偉人伝
でも言っていたように緊張の連続であった中での演技は今後の活動の経験になったのではないかと思います。





あとは、映画版を見た時と考えが変わったのは「なぜ最後(最期)まで語らなかったのか?」ということ。施設で浩介が薫と再会し、幸せを感じ終わるのは共に同じです。

映画版は、まだ少し記憶が残っており、邂逅した場所に行き、みんなで幸せを感じるハッピーエンドのようなものでした。また、施設の薫の部屋には浩介の写真とメモだけが残っています。

一方、読書劇の方もハッピーエンドの範疇かもしれません。ですが症状がより悪化しており、薫自身、意図して浩介を思い出すことはできません。メモも全部自分で捨ててしまったとなっています。



この2つの違いから解釈するのは、「これ以上の感動はもうないということ」なのかもしれないということです。

44歳以下で発症の場合、平均寿命4.5年と言っていました。薫が偶然記憶が甦るのは良くて今後1年に1回ペース。新たな臨床実験が3年以内に始まるかもしれないと言っていたが…

最後に再会した場面の、薫が身体で(無意識に)浩介のことを覚えていたことを知った幸せ以上の気持ちの変化は起こりえないでしょう。なのでこの場面で劇を締めた。

(すごくネガティブに言えば、暗に奇跡は起こらないと言っているようなもの。最期を看取るのもゆっくりと終えるのかもしれないということ。)



認知症の患者に対してはすべて受け入れてあげなければならない。

そんなことはわかっている」と感情的に言っていた浩介の気持ちの変化を回りまわって汲み取ることができました。



この内容がリアルかどうかは判断できないと自分は言った。それは感想をまとめ終わった今でもそう思う。一つ加えるのであれば、認知症に身内が発症する(または自分が発症する)上での身構え方の一つを参考にできたということ。これだけで十分である。







この意味に少しテイストを加える意味合いで、別の公演を見に行くことに決めました。あやひーと同い年の沢城みゆきさんの公演です。

あやひーは声優として声を吹き込むときにキャラとシンクロする方法が色濃く出ています(他の声優さん談)。一方、沢城さんは「キャラから一歩引いた視線でとらえて演じている」といった趣旨のコメントを発していたと記憶しています(もし違っていたらすみません(^_^;) )。

そんな沢城さんのクールな演技が見られるのか、それとも想像できないような情熱的な沢城さんが見られるのか。予想がつきません。沢城さんは今回2度目の公演ともあり、他の視点からのアプローチもあるかもしれません。





【蛇足】
あやひーファン以外はスルー推奨

こうべ!おばあちゃんち!
???「あやひーはね、もうずっとおばあちゃんって呼ばれています♪

― この地名から勝手に想像していました(^_^;)





にがいーにがいよー
だしてーおそとでるのーー
ごはーーん

― 丸井みつば(園児) 勝手にry





「(母親に捨てられたときに)俺はその時涙が枯れた
― true tearsを思い出していました。ただし、乃絵は大事な人に涙を持っていかれてしましました。
 当時の浩介にとって母親は唯一の家族であり、大事な人だったかもしれませんが、その日に枯れたという意味合いから、別物ですね。うーむ蛇足っぽいf^_^;





…静岡県熱海市!」 

・熱海 ⇒(スーパービュー踊り子号) そらおと ⇒下田 夏色キセキ聖地/

・スフィアSELT静岡公演?…さて?





心の部屋にお母さんを閉じ込めたままにしている、このままでは本当の幸せになれない

TARI TARI6話和奏に言ってあげたい。
かーぜーあたらしくーーみーどーりをかけるーーー♪
(⇒あれ?新しい家の高台?)





失礼しましたm(_ _)m







【あやひー関連者】

寿美菜子みなころみ八起

普段のあやひーを知っているだけに役者としてのすごさを感じて、さらに物語に引き込まれて涙が止まりませんでした。

― 他にも美菜子らしい書きぶり、素直に感動を伝えられるいい子です。



茅原実里Smile Days

今年は彩陽が出演すると聞いて、絶対に行きたいと思っていたんです。

去年私が出演した時に彩陽が応援に来てくれたのが懐かしい…。あれからもう一年も経つのかと思うと時の流れにびっくりですね


― あやひーのこの劇へのきっかけを作ってくれたみのりん、金曜日のお花も素敵でした。


・阿澄佳奈「阿澄日和」←追記
― あやひーに誘われ観劇!作品自体は知っていたが今まで見たことがなかったとのこと。土曜のイベントで目がはれていたことには触れないでとのこと(^_^;)

高垣家御一行様
ご満足されていた様子、観劇前にはコラボドリンク ノンアルコールの方を飲んでいたようです。





…他情報あれば更新?







9月の舞台も決まり、またいっそう楽しみになってきました。

青山メインランドpresentsキバコの会『KAKOCHI-YA』 あやひごろ より


今年に入ってあやひーのイベントが少な目だった分、その反動が大きいです。



またそれまでわくわくしながら待ちましょうo(^▽^)o



あやひーより感謝の言葉 あやひごろより



台本プレゼント、自分はかすりもせずハズレ
台本プレゼント(自分はハズレ)








なお映画版参考


朗読劇 私の頭の中の消しゴム 6th letter 出演:東山光明/高垣彩陽



6/2(月)にあやひーの初回公演行ってきました。

その時のメモを翻訳(?)して感想を書いたのだが、待てよ…もう次の公演が明日ではないか、と。
このタイミングで感想など盛大なネタバレにしかならない( ̄_ ̄ i)

そんなわけで、明日初めて見るよという方にも伝わるようにおさらいをしておこうと思う。


朗読劇「私の頭の中の消しゴム」
今回で6回目となる本公演。

日本のドラマ「
Pure Soul~君が僕を忘れても~」(2001年、主演:永作博美、緒方直人)をベースに2004年に韓国で公開された純愛ラブストーリーである。

ベースとなったPure Soul、自分は全然覚えていませんでした。ドラマシリーズでレンタルで探してみようか…

韓国映画の方は、「日本では公開後4週連続第1位を記録。さらに日本での興行収入の累計総額は30億円に上った。これは日本で公開された韓国映画史上第1位である」とのこと(wikipedia
より)



ストーリー
公式HPを見てください。

「・・・・・・私の頭の中には消しゴムがあるの。覚えていることも、これから覚えることも、全部消えてく。だからお願い、優しくしないで。忘れてしまうから」

「忘れてもいい。君が忘れたら、また今までのこと全部話す。何回でも話すよ。・・・・・・俺がそうやって話す度に、薫は毎回、俺に新しく恋をするんだ」


もうこのセリフだけで、全力で泣かせに来ていることがわかりますね。




【朗読劇について】

実はあやひーは前年度に観劇
しています。

音楽はHoney L Daysだったとのこと。そう、今回共演の東山光明のユニットである。

このころから既に出演意欲があったようです。

今回のインタビュー
でもその思いの丈をぶつけています。

あとは、会場で販売しているプログラムでもその思いを打ち明けています。

朗読劇がどのように進められるかは「高垣彩陽のあしたも晴レルヤ」で実はちょっとしたヒントを散りばめています。


【会場】

天王洲 銀河劇場 アクセス


・東京モノレール「天王洲アイル駅」徒歩1分!最速&ネタあり(後述)

・りんかい線「天王洲アイル駅」徒歩3分!これも近いね。

・京急線「新馬場」…徒歩15分。商店街を抜ければ、ほぼ1本道なので時間に余裕のある方は。



建物正面入口から入ったら階段が見える。劇場入口は階段上って右手方向。

なお、自分は裏手の方から来たため、運河の風をうけていましたw
風になるヽ(゚◇゚ )ノ

銀河劇場
その2




階段上って正面には公演祝いの花が飾られています。
あやひーファンの方が集って送ったとのこと。おそらく2グループ。
ぜひご確認ください!



劇場は建物二階の入口(ここでチケット必要)からさらに階段をのぼったところにあります。
その階段を上ったところでプログラムや関連商品を販売しています。

また、公演者それぞれの物が置いてあるので、時間のある方は色々見て回ってみては?



あやひごろでも言っていたコラボドリンク、アルコールノンアルコールがあります。

お酒を飲むと歌がうまいのにへべれけになってしまうアラサー女子もいますので、ご自由に!

どちらでも、公演前に飲んでおくと感情が高まりやすくなりますね

より感動に浸りたい方はぜひ!。





観劇したあやひ―関連

・戸松遥 ハルカレンダー
より

・地行美穂さん







その他

劇場の建物のちょうど大通りを超えた向かい側に「スフィアタワー」があります。
一つネタに見てきてください!





最後に

・初回のチケット(初回を観劇された方のみ)
 ⇒同一公演者2回分の場合、“浩介”と“薫”の台本を抽選で5名にプレゼント!

・他の会のチケット(他の方の公演を観劇された方のみ)
 ⇒異なる出演者の回2回分を観劇した人全員に特製ポストカード7枚セットをプレゼント!

・あとはハンカチをお忘れなく…