9月・・・


ベトナムは15ステージレース

2日から17日・・・2日間はは休息日。


とても暑いのでスタートは早い。

早起きしなければならない。

Javierは規則正しい生活ができる。

毎朝同じ時間に起きて

シリアルを計で測ってローファットのミルクをかける。

たまにバナナを食べているけど

それはとても少なくて

こんなんで大丈夫だろうか?

といつも思っていた。


レース後はいつも暑いと言う。

朝起きると30度・・・

そりゃ暑いよね。


ベトナムのレースはほとんどが平坦基調。

ほとんどが集団ゴールでスプリント。。。

Javierはクライマーなのでスプリントは・・・


このレースで唯一12ステージは山岳コース。

Javierはこのステージに賭けていた。

私は毎日ネットテレビを見ていた。


Javierはチームのエースとともにヒルクライム

調子良く登って行く。

Javierの大好きなコースレイアウト。

後半に差し掛かった。

エースのチェーンが切れた。

よっしゃ!!

と言ってしまった。

これでエースは遅れてしまう。

Javierは登り続ける。

時々後ろのエースを気にしている様子が分かる。

しかし既にJavierは一人旅・・・

山を下り平坦な海岸線で平坦ゴール

私は何度もJavierを確認する。

獲れる!!

カメラのアングルが悪過ぎる。

ゴールが遠過ぎる。

絶対にJavierがゴールする。

第12ステージJavierは優勝した。


このレースで一つでも獲れればいいと思っていたのでとても満足しました。

なぜかベトナムのテレビはレースの途中で放送を止めてしまう。

私はJavierの表彰が見れなかった。

しかしベトナム人が優勝すると表彰式は放送するのよね。


このレース後Javierはメッセージしてきた。

私もとても喜びそして二人で喜んだ。


Javierは言った・・・

監督がなぜエースに自転車を与えなかったのかと言った・・・

Javierの自転車はJavierの持ち物でチームバイクではない。

Javierはそんな事は出来ない。

当然である。

Javierが優勝したんだから良いじゃない。

同じチームでしょ。

エースだからと言ってそこまでしなければならないの?

Javierの選択は間違っていない。


その後Javierのゴールの写真を見た。

あのポーズはパクっていた。

それは・・・後にJavierと待ち合わせをする成田空港のポスターである事はその時には分からなかった。


このステージレースでJavierは総合2位

トップと11秒差・・・

惜しかったね。

2位でも凄いよ。

とても強くなっていた。


そして再び日本へ帰って来る。