8月・・・

Javierはベトナムへ行く前に広島に帰りたいと言いました。

私はJavierが参戦する日本のレースのプランを考えて全てを用意した。

前橋、赤城山、宇都宮、輪島、大分、群馬・・・


1週間程広島へ滞在してベトナムへ向かう。

わざわざ広島へ帰らなくてもいいのに・・・

しかし帰りたかった。

10カ月振りの広島・・・とても帰りたいといつも言っていた。

私もとても逢いたくて逢いたくて・・・


Javierが帰って来た。

空港の到着口・・・

Javierが見えた途端に涙が溢れた。

10カ月振りのハグ。

言葉はいらない。

すぐにJavierは言った。

自転車のバッグの中でプロテインの蓋が開いた・・・

OMG・・・

家に帰る車中私達の話は止まらなかった。

ありとあらゆる話で止まらない。

とても夢の様でした。

あの夏の日以来私の時計は止まったまま・・・


Javierは私の家に帰ってきた。

10カ月の空白が少しずつ埋まっていく。

家に帰ってすぐにJavierはプレゼントをバッグから出し始めた。

スペインのレースで獲ったトロフィー。

それは私の宝物になった。

そしてたくさんのおみやげ・・・


Javierの好きなすき焼きを用意した。

いつもの様に箸を使い。

美味しいと日本語で言う。

変わらない・・・全く変わっていない。

本当に夢を見ている様でした。


翌日私達は大切な友達と川遊びの約束をしていた。

Javierと二人でドライブ。。。

友達はJavierと久しぶりの再会にとても喜んでいました。

Javierも顔見知りの友達にとても楽しそう。

時差ボケで眠そうだったけど思い出になったね。


トレーニングは欠かさない。

Javierがトレーニングから帰ってきて玄関で

いきなり言った。

友達に会ったよ・・・

とても嬉しかったんだと思いました。

トレーニングの途中で友達が名前を呼んでくれた。

Javierは思い出しながらトレーニングへ行ったのでしょう。

色んな事を思い出しながら・・・


1週間なんてあっと言う間だった。。。

Javierはベトナムへ旅だった。

初めてのベトナム・・・

私はとても心配だった。

何もかもが違う。

英語も通じない。

しかしJavierは挑戦する。

This is Big Chance.

Javierはいつも言っていました。

世界で走りたい。

これがJavierの夢で少しづつ叶えていく。

Javierは私に夢と希望を与える存在になっていた。


空港で再び涙・・・

そして私達は成田空港で逢う約束をしていた。

成田空港のスターバックスの前で再び逢える。