中山氏に電話したが出ない。
中山氏の奥さんに電話したが出ない。
しばらくした中山氏と連絡が取れたので午後から
シェアハウスで会う事になった。
中山氏と一緒に彼らの住まいへ行く。
この坂道を彼らはは嫌っていた。
もう涙は溢れ彼らがどんな思いでこの坂を下りたのだろうか?
もう2度と戻らない覚悟で・・・
坂道を登って行くと山に突き当たる。
何度も登った坂道。
そこを左折する。
左手に彼らの住まい。
もう居ないよね。
なかなか車から降りられない。
体に力が入らない。
玄関からハーイと言って出た来て私の車に乗る。
もうない。。。
中山氏とシェアハウスのボスと合流して2階の彼らの部屋へ行く。
変わらない。
ドアには鍵がかけられている。
ボスは彼らがまだ居るのではないかと心配する。
しかし位置情報はすでにスペインになっていた。
オーナーは合鍵を用意してMarcoの部屋を開けようとしたが
開かない。。。
Javierの部屋へ・・・
ドアが開けられた。
ひと目で分かった。
もう居ない・・・
とても慌てて荷物をまとめた様子が分かった。
机の上には飛行機の時刻表。
どんな気持ちで荷物をまとめたのだろうか?
私との思い出をトランクに詰め込んで・・・
こんな方法しかなかったのだろうか?
Marcoの部屋が開けられた。
もう居ないのは分かっていたけど・・・
涼しい・・・エアコンつけて帰ったのね。
どうして?ふふふ・・・Marco.
そうこれがMarcoの最期の抵抗。。。
彼らは中山氏からエアコンを使わないように言われていた。
電気代がかかるから・・・
彼らは夏の暑い日でも毎日トレーニングへ行きお昼に帰ってくる。
余裕のあるお金は無いのでシェアハウスの自分の
部屋に居るしかない。
彼らはとても辛かったと私に言いました。
お金が無くて明日食事ができるかどうか分からない。
中山氏がなかなか食費を渡さないので何度も催促する。
こんな生活が彼らに想像できたでしょうか?
たった半年・・・
Javierの部屋を出たと同時にオンラインに。。。
コールする・・・
何日振りに聞いたJavierの声・・・
私の名前を呼ぶいつものJavier・・・
さーちゃん、ごめんなさい。ごめんなさい。
何度もごめんなさいを繰り返す・・・
私はNo no no・・・としか言えない。
もうJavierの声を聞いていられる状況ではなかった。
私は電話を主人に渡す。
中山氏は何も言わない。
しばらく話してまた私に変わる。
Marcoは?
まだ寝てるよ。
大丈夫なの?
大丈夫だから心配しないで。
分かったまた後で話しましょう。。。
もうここへ来る事はない。。。
中山氏は言った。
絶対に彼らを国内でも海外でも走らせない様にしてやる。。。
まだ分からないの?
こんな事になった責任はあなたにあるんですよ。
全てあなたの責任です。
そんな力はあなたにはありません。
つづく・・・