Javierのレースの朝。

Marcoと一緒に応援するために病室にいた。

Javierが落車しません様に・・・

無事に完走できます様に・・・

ただ祈るだけでした。

ゴール前Javierを確認した。

あっ・・・Javier

ベスト10に入っている!!

とても興奮した。

直ぐにJavierからメッセージが・・・

7位になったよ!!

見てたよ。Marcoと一緒に見てたよ。

あなたは泣いてるでしょう!!

当然泣いてるわよ。。。

ありがとうJavier

よく頑張ったね。

こんな過酷な状況でよく頑張ったよ。

あなたはプロロードレーサー。

しかしノーギャラ・・・


MarcoとJavierの遠征費はチームが支払う。

チームメイトの宿泊費は自己負担。

この事にも彼らは納得できずに中山氏とトラブルになった。

中山氏はいつもお金が無いと言う。


翌日Javierは帰ってきた。

Marcoの病院へ行こうとしたけど自転車の鍵を忘れてしまい私の家で出かけていた私の帰りを待っていた。

Javierを見た途端にハグをしておめでとう。

とても喜びに満ちていた。

そしてJavierと一緒にMarcoの病院へ・・・

彼らは握手をしてハグ。。。

とても素敵な光景だった。


まだまだ問題は解決していない。

黙っていられるはずはない。

チームの関係者はみんな知っている事が分かった。

なぜ黙ってるの?

こんな大問題を・・・

彼らは苦しんでいるのに・・・

しかし一番に責任があるのは中山氏でしょう。


彼らは中山氏との接触を拒んだ。

中山氏は常に結果を要求するメッセージを彼らに送る。

中山氏の関係者も彼らにメッセージを送りつける。

しかも英語の長文・・・

Marcoは私にそのメールを見せた。

Marcoは英語が得意ではないのにとても長い英語のメッセージが。。。

ありえない・・・と言うような表情・・・

時には良い成績が出ないとスポンサーが怒っているとまで言う始末。。。

中山氏は全てを選手の責任にする。

あなたに責任は無いの?


中山氏に彼らに連絡をしない様に要求した。

彼らのストレスになる事は極力避けたかったからだった。

特に彼らにから中山氏に連絡をする事は殆ど無かった。

中山氏からの連絡は全て私に送られ私が彼らに伝える方法を取った。

中山氏は彼らへのメッセージは翻訳アプリを使用していた様ですが

翻訳機能を使う際は翻訳後に再度確認しなしとミスをする事が多々ある。

私は中山氏に気を付けるようにアドバイスしました。

しかしできていなかった。。。


レースのインフォメーションは日本語なので私が翻訳してJBCFのインフォメーションに書込みレースの内容を彼らに渡した。

チームのインフォメーションも翻訳して彼らに伝えた。

いつか中山氏が私が作った英語のインフォメーションを見て言った。

こんな事までしてるんですか?

えっ・・・これくらいしないと。。。

大切な選手ですよ。成績を出させたいのならばできるでしょう。

彼らがストレスなくトレーニングができてレースへ行って・・・

私はできる限りの事はします。

なぜならMarcoとJavierには私しかいないから・・・


しかも彼らとの連絡は携帯電話でしかできない状態にも関わらず

中山氏は彼らに携帯電話の支払いもさせていた。

彼らはノーギャラ・・・なのに。。。


つづく・・・