彼らの問題⋯


最初の契約書は日本語。

なぜ?日本語?英語でもない。

スペイン語でないと。。。


彼らとGMの共通の友人が電話で日本語の契約書をスペイン語に通訳して契約書の内容を説明した。

ここでもう間違いが起こっている。

全てが完全に通訳されお互いが理解して行われたのか信用できない。

しかも内容が乏しくて外国人との契約書とは思えなかった。


なぜこんな契約書で日本に来たの?

友人は今のスペインのチームと待遇は同じで

物価もスペインと日本は変わらないと言いました。

もうすでに食い違っているじゃないの。

日本は物価が高い。。。

彼らはスペインのチームでギャラを貰いプロ選手としてレースに参加していました。

彼らのはまさか日本のチームがノーギャラだとは思わなかった。

このチームは当然プロチームだと信じていた。

それは当然彼らが思う事である。

彼らは友人と中山氏を信じて日本に来た。

このチームを世界のレースに参加出来るチームにしたいので一緒に頑張って欲しいと⋯中山氏は彼らに言っていた。

彼らは日本の状態を全く知らないのでGMの口車に乗せられた。

そう言う思いは確かにあったに違いないがそれにはそれなりの用意に時間は費やす事ぐらいわからないのでしょうか?

そう簡単にはいかない・・・

日本にある自転車のチームでプロとして成り立っているチームはせいぜい上位3チームであろう。

その他のチームはクラブチームと言って選手は働きながらレースに参加するビジネスマンライダーである。

ここでも勘違いをしている。

当然このチームはプロチームではない。

セミプロのクラブチームである。


ギャラの事は聞かなかったの?

中山氏の関係者はギャラの事は日本に来てから話そうと言いました。

それで話したの?

話したけど・・・

中山氏はお金が無いと言いました。

えっ?!よく分からない。

中山氏はお金が無いので払えないと言いました。

25,000円だけだと言いました。

そして中山氏と喧嘩になりました。

当然でしょう。


Javierの来日は違っていた。

突然中山氏から連絡があり早く来る様に言われた。

Javierはチームの要望に答える為にマドリードへビザの申請に行った。

マドリードはJavierの住まいからはとても遠い。

彼は車でマドリードへ急いだ。

マドリードの日本大使館で申請したが時間がかかると言われた。

Javierは日本のチームが早く来るように言っているので行かなければならないと大使館員に頼みました。

日本の大使館はJavierの説明を聞き理解してビザを発給した。

Javierは日本の大使館はとても優しくしてくれたと言っていました。


Javierは日本に到着しましたがとても寒く冬装備が無いのでチームメイトに借りなければならなかった。

Javierが広島に到着した翌日チームの合宿に参加しなければならなかった。

まだコミュニケーションもとれていないチームといきなりの合宿・・・

スペインから広島への移動・・・とても疲れていたでしょう。

この合宿のためにJavierは早く日本に来なくてはならなかった。

合宿後Javierは風邪をひいてしまった。

薬を買いたいけど全く分からない。

自転車でふらふら出掛けてファーマシーを見つけ薬を買って飲んだ。


外国人と契約してサポートするというのは全てをサポートしなければならない

と友達に聞きました。

衣食住全てである。

広島に来た日彼は日々使う物をシェアハウスの近くのスーパーへ買物に行った。

中山氏は同伴していた。

買う物を決めて清算する時当然Javierは中山氏が支払うと思っていた。

しかし中山氏は払わないと言った。

そこでまた喧嘩になった・・・


右も左も分からないのは当然。

トレーニングも中山氏が教えると言ったのに・・・

中山氏はそれもしなかった。

チームメイトに教えてもらったり自分たちで探していました。

チームメイトはみんなビジネスマンなのでチームでのトレーニングはほとんどありませんでした。

Javierは規則正しい生活ができます。

自分で決めたトレーニングのスケジュールを守り毎日トレーニングへ行く。

本当にJavierには感心します。


Marcoは気まぐれ・・・自由。。。


つづく⋯