足底疣贅(いぼ)治療の説明

いぼはなぜできるの?

ヒトパピローマウイルスに感染するためにできます。足裏の小さな傷からウイルスが入り込み表皮基底層の細胞に感染すると言われています。ウイルスとの親和性の個人差や感染時の免疫力の低下も影響があります。(ストレスや疲れとかコンディションの悪化程度です。この程度でも免疫力低下します。疲れていて風邪ひいたやニキビできたと同じです。)

症状どのような特徴がある?

角質がどんどん作られて盛り上がってきます。増生した角質を押すと少し痛みを伴うことがあり、魚の目と勘違いすることもあります。

毛細血管が誘導されてご自身で削ると点状に出血することがあります。

感染部位は皮膚の線(指紋のようなもの)が途絶えます。

あまりにもたくさんできる、全身あちらこちらにできる場合、大病が隠されていることがあります。聖マリアンナ医科大学病院を紹介します。

治療法は?

当院は炭酸ガスレーザーで焼却を選択しています。

一般的な治療法

液体窒素・・液体窒素で火傷させ水ぶくれにし感染している細胞を取り除く。痛みが強いことがデメリット。

サリチル酸塗布・・スピール膏やイボコロリを付けて感染部位の皮膚をふやけさせ取り除きます。

ヨクイニンの内服もありますが統計学的には効果は実証されていません。

いずれにしても感染した部位を取り除くというやり方で特効薬は開発されていません。半世紀ほどほとんど進歩していないのではないでしょうか。

炭酸ガスレーザー治療って?

炭酸ガスレーザーで感染部位を麻酔なしで痛くない程度に焼きます。基底層まで痛みなく焼けることもあります。熱エネルギーでウイルスの増殖が減少、自己免疫が誘導されることが期待できます。数回で良くなることもあり、なかなか良くならないこともありとても難しいです。

レーザー治療治療後のケアは?

焼却部位は黒く焦げますが放置です。消毒もなしで構いません。自分で削ったりは絶対にしないでください。ウイルスが広がり他の場所に感染したり、ご家庭のあちこちにウイルスが拡散してご家族に移ります。

いぼの事は気にせずお過ごしいただき約4週間後いぼが残っているようなら再度受診のご予約をお願いします。