福原VS山中(WBOミニマム級) | ボクシングライフW

ボクシングライフW

趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

とてもありがたい事にG+で放送される前に熊本で放送された福原VS山中のビデオを戴いた。
○○さん、いつもありがとうございますm(__)m

所で試合前、私はこんな事を書いた↓

敢えて山中の勝つ展開を考えるなら、福原は左ボディストレートを多用する。その時、右ガードがルーズ。左ボディを誘い、空いた右顎に左フックを合わせる事ができれば………これが私のオッズ9:1の1の部分だ。

まさかその1の部分が的中するとは思わなかった。
初回からサウスポー・福原は左ボディを狙う。だが山中は入り際に左フックをあわせる。

初回から左ボディに左フックを合わされバランスを崩す。よく見ると左膝が付いている様にも見える↓

左フックで身体が泳ぐ↓

特に前半はこんなシーンが目立った↓

福原が左ボディを狙ってくる所にガードが下がった右顎を狙い打ち。
山中のパンチは強くはないが正確。

この事を3人のゲスト解説、高山、亀田1、木村の中で亀田1だけが「左を打つ時の入り方に変化をつけた方がいい」と指摘する。正論だけど何だか悔しい。

また離れると、ヒット率は低いがサウスポー対策の山中のダイレクトライトの見栄えがいい。オーソドックスにしては斜に構え、サウスポーの福原より山中の方が距離が遠い。

福原はボディに拘るが、山中は上下に打ち分ける。そのまま山中のペースは変わらず判定へ。

判定は小差で山中の勝ちだがポイント以上に福原はやりたいことができなかった。

福原の再起に期待するがあまり山中との再戦を見たいとは思わなかった。出来たらWBC王者ワンヘン、WBA王者ノックアウトのタイトルをタイから持ち帰ってほしい。敗れはしても福原は未だに九州No.1ボクサーであり、期待値は大きい。

にしてもWBOミニマム級タイトル、熱い試合を提供してはいるが、フランシスコ・ロドリゲスJr.が返上後、高山→田中→高山→福原→山中と5代続けて王者は日本人。健全な世界タイトルの在り方とは言えない。