地球に似た惑星発見、
水も存在か!?
太陽系から4光年先
朝日新聞デジタル 8月25日(木)2時6分配信
太陽系に最も近い恒星の周りで、地球に似た惑星が見つかった。
岩石でできており、水が存在する可能性もあるという。 英ロンドン大などの研究者らが25日付の英科学誌ネイチャーに発表する。
【写真】新たに発見された惑星プロキシマbのイメージ図。
【太陽系から約4光年先にあるプロキシマ・ケンタウリ(奥)を周回している=European Southern Observatory提供】
8カ国による研究グループはチリにある天文台などで、地球から約4光年離れた 「プロキシマ・ケンタウリ」 という恒星を周回する惑星を新たに発見。 「プロキシマb」と名付けた。 重さは地球の1.3倍以上で、約11日で公転している。
研究者らによると、この星では水分が生まれ、現在も残っている可能性がある。 地表温度は液体の水が存在できる範囲とみられる。 太陽系外で水がある可能性を持つ星としては、今回の惑星が太陽系に最も近いという。 ただ、恒星からの距離が近く、X線が地球の400倍にあたることもわかっている。 研究者は 「次に目指すのは、大気や生命が存在するかどうかの調査だ」 としている。
(山崎啓介)
朝日新聞社
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