国産ステルス機の初飛行延期
      レバーに欠陥見つかる



朝日新聞デジタル

  2015年1月7日17時43分


国産ステルス機
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防衛省が開発している国産初のステルス機
=同省技術研究本部提供(画像の一部が修整されています)


 次世代戦闘機の国際共同開発などを視野に防衛省が研究を進めている国産ステルス機「先進技術実証機」のエンジンを制御するレバーに欠陥が見つかり、1月中旬にも予定されていた初飛行が4月以降に先送りされることがわかった。

三菱重工業などが機体を製造していて、今年度中に初飛行する計画だった。
 防衛省によると、エンジンの出力を制御するためのレバーの位置を認識する装置が正常に作動せず、ソフトウェアの改修が必要になった。
さらに、米軍の新型の戦闘機に導入されている空中でエンジンが止まったときに自動で再始動させる装置も新たに付け加えることにしたという。

同機は、国産初のステルス機として最新技術を採用することで、高いステルス性と今までに無かった飛行中の高機動性能を有する国産戦闘機として開発が進められている。


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