MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140413/plc14041309220003-n1.htm



  リニア技術導入 最終調整
  米に無償提供
   首相、首脳会談で表明へ



産経新聞  4月13日(日)7時55分配信

リニア技術導入 最終調整、米に無償提供
米国で計画される高速鉄道(写真:産経新聞)
JR東海の山梨リニア実験線に試乗したケネディ駐日米大使(左)と
安倍晋三首相。ケネディ氏はリニアがスピードを上げて浮上すると、
「ワオ」と声を上げた(AP)


24日に予定される日米首脳会談において、日本の超電導リニア新幹線の米国への技術導入で合意することで、日米両政府が最終調整に入ったことが12日、分かった。対象となっている区間は、ワシントン-ボルティモア間(約66キロ)。政府関係者が明らかにした。

首脳会談で安倍晋三首相は、リニア受注を実現するために、リニア技術は無償提供することを表明する。JR東海も政府と足並みをそろえている。

技術提供の場合、「ライセンス料」を受け取るのが一般的だが、短期的な資金回収よりも、リニア新幹線を米に確実に売り込むことを優先する。無償提供であっても、車両や部品の量産効果に伴うコスト削減、世界的な知名度の高まりによる販路開拓で、十分に利益を得られると見込んでいる。

首相は首脳会談で、ワシントン-ボルティモア間だけでなく、新たにワシントン-ニューヨーク間(約360キロ)にもリニア新幹線を採用するよう打診する。

リニア技術導入 最終調整、米に無償提供


首相は「インフラ輸出」を、成長戦略の目玉に位置付けている。日本の独自技術によるリニア新幹線の米国への売り込みが成功すれば、米国や他の海外市場開拓への大きな弾みとなる。

昨年2月の日米首脳会談で首相は、JR東海が独自開発したリニア新幹線に関し、「技術の米側への導入で、日米協力の象徴としたい」と伝えた。オバマ米大統領から明確な回答はなかったが、日米間で調整が進んできた。

首相とケネディ駐日米大使は12日、山梨県都留市のJR東海の山梨リニア実験センターを視察し、試乗を行った。2人は42.8キロの実験線を最高時速約500キロで1往復半、試乗した。

リニア技術導入 最終調整、米に無償提供


首相は試乗後、記者団に「ケネディ氏は『(リニアが)快適だったとオバマ大統領に伝える』と言っていた」ことを明らかにした。

さらに「トップセールスで日本の技術を米国はじめ世界に提供していきたい。それを日本の成長につなげていきたい。特に同盟国の米国には活用してもらいたい」と語った。



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  最終更新:4月13日(日)10時1分


   産経新聞





http://www.huffingtonpost.jp/2014/04/12/linear-abe-sales-us_n_5140765.html


  リニア新幹線の技術を
  アメリカに無償提供
    日米首脳会談で表明へ



 The Huffington Post

 投稿日:2014年04月13日 12時58分 JST
 更新:2014年04月13日 13時09分 JST


日本の超電導リニア新幹線のアメリカへの技術導入で合意することで、日米両政府が最終調整に入ったことが4月12日わかった。
安倍晋三首相は、24日に予定されている日米首脳会談で、リニア受注のためにリニア技術の無償提供を表明するとみられると、MSN産経ニュースが報じた。

日米首脳会談において、日本の超電導リニア新幹線の米国への技術導入で合意することで、日米両政府が最終調整に入ったことが12日、分かった。政府関係者が明らかにした。

首脳会談で安倍晋三首相は、リニア受注を実現するために、リニア技術は無償提供することを表明する。JR東海も政府と足並みをそろえている。

(MSN産経ニュース「リニア技術を米に無償提供 首相、首脳会談で表明へ 」より 2014/04/13 09:22)


日本政府とJR東海は、アメリカのワシントンとニューヨークをリニアで結ぶプランを提案している。第一段階として、ワシントン-ボルティモア間(約66キロ)を結ぶ案を提案し、その後ニューヨークまで延長を目指すと見られる。

日本政府とJR東海は、アメリカのワシントンとニューヨークの間を「リニア」で結ぶ計画を提案しています。(中略)最高時速500キロでワシントンとニューヨークの間、360キロを1時間以内で結ぶ計画で、現在の特急列車の所要時間2時間45分から大幅に短縮されるとしています。

日本政府とJR東海は、この計画の第1段階として、まずはワシントンとボルティモアの間、60キロを15分で結ぶ計画を提案していて、その後、ニューヨークまでの延長を目指すとしています。

(NHKニュース「「各国にトップセールス」リニア試乗で首相 」より 2014/04/13 09:22)


技術提供の場合、「ライセンス料」を受け取るのが一般的だが、リニア新幹線をアメリカに確実に売り込むこと優先したかたちだ。
首相は「インフラ輸出」を、重要な成長戦略のひとつに位置付けている。日本の独自技術によるリニアの売り込みが成功すれば、アメリカや他の海外市場開拓への大きな弾みとなるため、無償提供でも十分に利益を得られると見込んでいる。
首脳会談に先がけて、安倍首相は4月12日、JR東海の山梨リニア実験センターを訪れ、ケネディ駐日アメリカ大使とリニア中央新幹線に試乗し、日本の技術力をアピールした。ケネディ大使は「アメリカにも同じ恩恵を与えてくれると期待したい」とコメントしたという。

首相とケネディ大使は、片道42・8キロの実験線を往復し、時速約500キロの走行を体験した。

乗車後、首相は「静かで揺れも少ない。日本の最先端の技術を世界、特に同盟国の米国で活用してもらいたい」と、トップセールスに力を入れる考えを示した。ケネディ大使は「日本に恩恵を与える技術であり、米国にも同じ恩恵を与えてくれると期待したい」と述べた。

(朝日新聞デジタル「首相、リニアをトップセールス 米大使と実験線に試乗 」より 2014/04/12 19:59)



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