中傷ツイート投稿者情報を開示命令
面と向かって人を罵倒したり、あるいは文書などで他人の名誉を傷つけたりした場合、侮辱罪や名誉毀損罪など..........≪続きを読む≫
中傷ツイート投稿者
情報を開示命令
2014年01月28日 11時00分 提供:R25
面と向かって人を罵倒したり、あるいは文書などで他人の名誉を傷つけたりした場合、侮辱罪や名誉毀損罪などで訴えられる可能性がある。
それがオンラインであったらどうか。
ツイッターで中傷された男性が、誹謗中傷を行っていたユーザーの情報を開示するようツイッター社に要求。これが認められたとして、ツイッターユーザーの間で話題となっている。
全世界で2億人を超えるTwitterのユーザー。
日常的に使うツールになったがゆえ、トラブルには気を付けたいものだ
※この画像はサイトのスクリーンショットです
1月21日付の産経新聞によると、ツイッターで中傷された62歳の男性は、中傷者を特定するため、ツイッター社に接続情報を開示するよう東京地裁に請求。
これが認められると、男性は開示された情報を元に、インターネットのプロバイダーに中傷者の氏名や住所の開示を求める訴えを起こし、これらも認められた。
気軽に発言ができるツイッターでは、犯罪自慢を行い、それが炎上する「バカッター」と呼ばれる事件や、罵倒中傷の類のやりとりは少なくない。
今回の中傷事件でも男性は、「詐欺師」 「自己中」 「ぶさいく」 といった単語で中傷されたというが、ツイッターを見ると、非常に多くの“罵倒”ととらえられるフレーズが登場している。その多くが友人との信頼関係のもとに成り立つ“おふざけ”だと思われるが、中傷事件は“やられた側”が自ら申し出るため、不本意でも相手に“罵倒”ととられるケースも少なくない。
裁判所の考えが示されたことで、今回の事件を判例とし今後、多くのツイッターユーザーが訴えられる可能性を秘めているということだ。
被害者が訴えれば警察へ逮捕され、刑事事件として裁判所で裁かれることになる。そのとき、犯罪歴1犯が記録として残ります。最近では、逮捕されると写真はもちろん、指紋やDNAも登録されるようです。
それゆえ今回の件を報じた産経新聞の記事には、Twitterに限らず、フェイスブック、2ちゃんねる、mixi、などSNSと、ブログも含めたコミュニケーションツールすべてで。
軽い気持ちで書いた書き込み… 大丈夫!?
「匿名だと思っていても、こうやって裁判所の開示命令が発行されれば、誹謗中傷をした場合には個人情報が開示されてしまう、ということを肝に銘じないと… 」
「気をつけよう!」
「ツイッターの炎上に悩まされている芸能人・有名人にとって朗報じゃない?」
「生徒間のネットいじめにも対応できそうですね」
など800人以上からツイートが寄せられており、ツイッターユーザーの関心度は大きい。
匿名だからといって、感情の赴くままに罵倒や嘲笑などを繰り返していると、手痛いしっぺ返しをくらうことになりそうだ。
(R25編集部)
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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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掲載記事原文
msn 産経NEWS
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140121/trl14012108240000-n1.htm
「詐欺師」「自己中」「ぶさいく」中傷ツイートの投稿者情報、開示認める 東京地裁
2014.1.21 08:22 [ネット犯罪]
短文投稿サイトのツイッターで「詐欺師」などと中傷された静岡県の男性(62)が、投稿者を特定するため米ツイッター社に接続情報の開示を求める仮処分を東京地裁へ申し立て、認められていたことが20日、分かった。
原告側代理人によると、接続情報の開示は「2ちゃんねる」などの掲示板が多いが、国内で急速に普及するツイッターをめぐり開示が認められるのは極めて異例という。
原告側代理人によると、男性は平成23年ごろからツイッター上で「弁慶東作」と名乗る人物から「この詐欺師!」「自己中ぶさいく」などと繰り返し中傷され、昨年4月、同社に投稿者の接続情報を開示するよう求める仮処分を申請。地裁は7月、男性への名誉毀損(きそん)を認め「IPアドレス」と呼ばれるインターネット上の住所の開示を命じた。
原告側は同社から開示された情報を元に、プロバイダー(接続事業者)のソフトバンクBB(東京)に氏名や住所の開示を求める訴えを起こし、地裁は今月16日、開示を認める判決を言い渡した。
投稿は既に削除されているが、原告側は投稿者へ直接連絡を取り、今後は中傷しないよう求めるという。