Ｙａｈｏｏ！ＪＡＰＡＮ ＮＥＷＳ
警視庁「ストーカー対処チーム」
が支援 初の逮捕
日本テレビ系（NNN） 12月22日(日)9時43分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=201 （動画あり）
元交際相手の女性の自宅に忍び込んだとして、２５歳の男が逮捕された。ストーカーへの対応を強化するため、警視庁が新たに設置したチームが捜査を支援し、初の逮捕となった。
警視庁によると、住居侵入の疑いで逮捕された無職の山下竜容疑者は、１３日午前１時ごろ、東京・大田区で、元交際相手の２０代の女性の自宅に忍び込んだ疑いが持たれている。山下容疑者は、合い鍵で忍び込み、数時間にわたって、復縁を求めるなどしたという。
その後、山下容疑者は出て行きましたが、不安に思った女性が警察署に相談していたという。調べに対し山下容疑者は「よりを戻したかった」と供述し、容疑を認めているという。
警視庁は、ストーカー事案への対応を強化するため、今月、新たに設置した“ストーカー対策チーム”が今事案を支援した。東京・三鷹市で女子高校生が殺害された事件を受けて、ストーカーの相談を受けた際に被害者の危険性や切迫性を的確に判断し、早期の検挙や被害者の保護に当たるストーカー・ＤＶ総合対策本部を新たに設置、専門の捜査員らによる実働部隊に当たる「ストーカー・ＤＶ事態対処チーム」が捜査を支援し、初めて逮捕されたケースとなった。
このチームは、女性から被害届が出された翌日に所在不明だった山下容疑者の居場所を割り出したという。
【関連記事】
- ストーカー事案、刑事は意識改革を～警察庁
- ストーカー対策の新組織、警視庁に発足
- 警察庁、ストーカー対処に「チェック票」
- ストーカー事件検証 警視庁が再発防止策
- 警察庁がストーカー規制検討会 遺族も参加
最終更新:12月22日(日)9時43分
ストーカー過去最多
全国で約２万件に
2013年3月14日 13:56
去年、全国で警察が認知したストーカーの件数は約２万件近くに上り、過去最多となったことがわかった。
警察庁によると、去年、全国で警察が認知したストーカー事案は１万９９２０件と、１１年に比べて３６％増加して過去最多となった。
検挙件数も９１％増え、１５０４件に上っている。急増した理由は、１１年に長崎県で起きたストーカー殺人事件以降、警察への相談が急増したためとみられている。
一方、配偶者からの暴力「ＤＶ」について、去年は、４万３９５０件と１１年に比べて２８％増加し、過去最多となった。検挙件数も６９％増加して４１０３件に上った。
警察庁
ストーカー対処に「チェック票」
2013年12月6日 21:56
警察庁は６日、全国の警察本部に対し、ストーカー事案に対処する新しい体制をつくることや、危険性を判断するチェック票を活用するよう通達を出した。
警察庁によると、ストーカー事案への新たな取り組みとして、全国の警察本部に、生活安全部門と刑事部門を統合した形の常設のプロジェクトチームなど新しい体制をつくるよう指示した。そこで一元的に危険性や切迫性を判断し警察署に指導や助言などを行うという。
また、相談を受けた際には、危険性を判断するチェック票を活用することも指示した。チェック票は「注目を浴びたい等の欲求が強い」「嫉妬深い」など、主に相手の性格について４１の項目で構成されている。
警察では、記入項目を分析し、相手の危険性を、「極めて高い」「高度」、「中度」、「低度」の４段階で判定し事案に対応する一つの目安として活用するという。