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35歳を超えても、
モテる男の3つの共通点
東洋経済オンライン
2月22日(金)8時0分配信
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来年のバレンタインでチョコをもらうために、
今から何を始めればいいのか
(写真:Yumeto Yamazaki/アフロ)
世の男性は30代半ばあたりから、肉体的、外見的な衰えを感じ始めることが多い。ただ、「もう老いるばかり」とあきらめるのは間違いだ。
服装、髪型、話し方、仕事や生活のスタイルなどを気づかうことによって、若さを演出することは十分できる。この連載では、IBM出身の恋愛コンサルタントである青木一郎氏が、頑張らずに若さを保つためのテクニックを、分野別に紹介する。
■ NHKのニュース番組でのサプライズ告白
【詳細画像または表 】
今年もバレンタインデーが過ぎ去りました。全国各地で「本命チョコ」や「義理チョコ」が飛び交い、さまざまなドラマが生まれたと思いますが、この日いちばんの話題になったのは、NHKのニュース番組中に起こったハプニング。42歳の男性アナウンサーから28歳女子アナへのサプライズ告白でしょう。
夕方のニュース番組「首都圏ネットワーク」での出来事です。バレンタインデーの最新動向を放送している最中、突然、男性アナが隠し持っていた花束を取り出し、「僕の愛を受け取ってください!」と告白したのです。
女子アナはうれしさと驚きのあまり目を大きく見開いて、「あい? えっ、愛~! え~~」と大慌て。
「うれしいです。本気でちょっとドキドキ……何って言っていいのかわからない……」と、しどろもどろになり、次の段取りを忘れる事態に発展してしまったのです。
後日、NHKは「あれは演出だった」との見解を示しました。確かに花束を渡すのは演出だったのかもしれません。が、「どっきり」を仕掛けられた女子アナの反応は予想外だったでしょう。冷静さを失い、われを忘れて喜ぶ女子アナの姿はとても演出とは思えません。
そしてその姿は「実は年上の男性アナに気があった」ことを表しているのではないでしょうか。この28歳の女子アナにとって、14歳年上の男性アナは十分に恋愛対象ということなんだと思います。
■ おじさんは恋愛対象になりますか?
若い女性にとって、何歳年上まで恋愛対象になるのでしょうか。私たちおじさん世代にとっては気になるところです。
興味深い調査を紹介しましょう。「おじさんは恋愛対象になりますか? 」というアンケート調査(養命酒製造(株)、2009年実施)があります。対象は、20代30代の独身OLです。
結果は、何と72%が「人によってはなる」と回答しています。
しかも、その「おじさん」というのが44歳から62歳というから何とも希望が持てる話ではないでしょうか。
しかし、このアンケートでは、もうひとつ見逃せない結果が出ています。それは「おじさんは好きですか?」という“そもそも論”の質問です。
結果は「好き」と答えた人は18%、「嫌い」が15%。そして「どちらでもない」が大半の68%を占めました。
つまり、おじさんは恋愛対象として考えられるが、その人次第ということです。では、その人次第とは……?
■ 若い女性の恋愛対象になるために
必要な3つのこと
私、青木一郎は、中年男性専門の恋愛・婚活コンサルタントをしています。これまで何百人の方の大願成就のお手伝いをしてきました。その私の経験から言えば、30代半ばを過ぎたおじさんで、女性の好感度が高い人には共通する特長があり、
それは次の3つの分野
「外見」
「女性とのコミュニケーション能力」
「文化・教養」
に集約されます。
さらに、もう一つ付け加えるとすれば、その人の
「人柄(人間性)」も女性が恋愛対象と
見るときの要素に成りそうです。
これらは生まれつきの能力や才能というより、後天的な努力や習慣で大きく差がつく事柄です。
たとえば子供の頃、女子のあこがれの的といえば紅顔の美少年で運動神経抜群というのが定番だったと思います。言うまでもなく生まれつきによるものです。しかし、30代も半ばを過ぎると状況は一変します。
容姿は衰え「おじさん臭く」なりますし、運動能力よりコミュニケーション能力が求められ、一人前の大人として文化や教養を身につけていることさえ期待され始めます。
これらが意味するところは、何もしないままでいると女性の恋愛対象からどんどん遠のいてしまい、下手をするとオフィスでの好感度もぐっと下がってしまうということです。
3つの分野のうち最も効果が出やすいのが「外見」です。
内面を劇的に変えるのが難しい一方、外見を変えることは比較的容易です。たとえば、髪型や服装を変えてみる。姿勢をしゃんとする。それだけでも見栄えは大幅に変わります。
見た目の印象が変わると、周囲の評価、特に身繕いに敏感な女性の評価が上がります。しかもおカネも時間もそんなにかからない。やらない手はないと思うのですが、意外にも多くの男性は何もしないままなのです。
なぜでしょうか?
実はそこに若い女性の恋愛対象になるか
否かを左右する「心理の壁」があるのです。
■ 「ありのままの姿」という心理の壁
外見を変えることに対して、かなり多くの中年男性が「何も、そこまでして」と腰が引けてしまいます。
「男は中身で勝負だよ! 」と言う人もいます。自らのこだわりは変えられないという人もいます。しかし、そういう人たちも、就職活動のとき、リクルートスーツ着ていましたよね。
そうしないと、中身がどんなによくても企業に受け入れてもらえないからです。自分が「選ばれる」立場であることをよく自覚して、面接官の視点で自分の髪型や服装を整えたからです。
「恋愛対象になる」というのも同じことです。
女性に「選ばれる」という立場をよく自覚して、女性の視点で服装や髪型を選ぶべきなのです。
私は相談者の人から、「ありのままの自分を受け入れてほしい」というセリフをよく聞きます。残念なことに、これはかなわない願望です。女性は親御さんではありません。「ありのままの姿」を受け入れてもらえるはずがありません。
相手に受け入れてもらおうと思ったら、その目的に対して合理的な行動をとるべきです。そうした意識改革ができたとき、「選ばれる」おじさんへの道が開かれることでしょう。
■ 若い女性がおじさんと付き合う条件とは?
それでは最後に、来年のバレンタインデーに向け、すぐに実践できて、効果が高い“ちょっとした” 習慣をご紹介しましょう。
その前に質問です。
先の調査「おじさんは恋愛対象になりますか? 」の中に、女性たちが「おじさんと付き合う条件」として断トツ1位にあげたものがあります。その条件は何でしょうか?
答えは「清潔感」です。
何と84%の女性が条件として
挙げています。
これは、大半の男性にとって意外な結果ではないでしょうか。男性が感じている以上に、女性は「清潔であること」を重要視するということです。
顧客行動分析の世界的な権威であるパコ・アンダーソン氏は言っています。女性が最も重視するものは清潔感であると。
その理由として「清潔さは子育て、食事を作る際に重要だから」と答えています。アンダーソン氏によるとほとんどすべての女性が「いま私がいる場所は『清潔?』」と直感的に思い浮かべるそうです。同じように「いま私の目の前にいる男性は『清潔?』」と無意識に吟味するということです。
私たちは残念なことに、30代半ばを過ぎる頃から清潔感を損なう要素を体中に抱えてしまいます。肌はくすみシミが増え、歯は黄ばみ、歯石が増え胃腸が弱るので口臭がきつくなり、加齢臭が発生してきます。
さらに年をとるにつれ「他人の目を意識した服装」に対して、どんどん関心が薄れていきます。動きやすいからという理由で、“だぼっ”とした大きめのサイズの服を好むようになり、消耗品であるシャツなどの買い替えをつい怠り、襟元や袖口がすり切れたものを着続けてしまいます。その結果、女性に「だらしなく不潔」な印象を与えてしまうのです。
■ 今からすぐ始められる6つの習慣
こうした現象に対処するには、スキンケアなどそれなりの処置が必要となりますが、今回は明日からでもすぐにできる6つの習慣をご紹介しましょう。
“ちょっとした”ことですが、やるのとやらない
のでは大違い。ぜひ、お試しください。
<臭いと汚れを防ぐ3つの習慣>
1.毎食後の歯磨き
女性は男性に比べて口臭に敏感。
ある調査によると、オフィスで食後に歯を磨く
女性は男性の2倍もいるそうです。
2.ツメの手入れ
女性にとってツメはネイルアートなどおしゃれ
をする注目ポイント。同じような感覚でこちら
のツメもチェックします。
マメに切りましょう。
3.むだ毛の処理
鼻毛は定期的にカットしましょう。
年をとると生える耳毛も要注意。
<服装についての3つの習慣>
1.スーツにアイロン
よれよれでシワだらけのスーツはだらしなく
清潔感に欠けます。
スーツはスチームアイロンでシワを伸ばし、
パンツはアイロンで折り目をつけましょう。
2.すり切れたワイシャツは捨てる
洗濯を繰り返すと襟元や袖口が
すり切れます。
問題ないかチェックしましょう。
すり切れたら「寿命を全うした」と
とらえ、思い切って捨てましょう。
3.毎日同じ靴を履かない
靴は何足か用意してローテーションさせる
と、臭い対策だけでなく長持ちします。
脱いだ後は乾燥剤を入れる。
なければ10円硬貨でもOK。
銅金属にはイオンの働きで消臭効果が
あります。
青木 一郎
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最終更新:2月22日(金)15時35分