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 誰でもできる!
 どんな時でもスムーズに
 "集中モード"に入れる
     2つのコツ


2013/2/18 12:31

写真:ウレぴあ総研
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「ここぞ! 」とデスクワークに集中したいとき、みなさんはどうしていますか?
気力も体力も充実している午前中なら、あまり問題はないかもしれません。でも、昼食のあと満腹だったり、疲れが溜まっていたりすると、どうしても集中できないケースがありますよね。

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そこで、誰でも、どんな状況でも、スムーズに集中モードに入るための2つのコツを紹介します。
「頭のリフレッシュ」と「ルーティン(繰り返し・日課)」を組み合わせれば、驚くほど簡単に集中できてしまいます。

経験からも「頭のリフレッシュ」と「ルーティン」は効果的


雑誌やWeb媒体の編集部で校正者をしていた経験があります。「最後の砦」と言われ、絶対にミスをしてはいけない、デスクワークの中でも高い集中力が求められる仕事です。
※(校正=キャリブレーション

経験上、疲労を自覚しているのに無理に集中しようとすると、必ずミスをします。そこで、どうしても集中できない場合は、いったん席を外して冷たい水で手を洗い、気分転換をしていました。こうして席に戻ると、不思議と集中できるんです! 

校正はかなり長時間のデスクワークとなる仕事なので、結果的に1日に何回も手を洗っていました。はた目には少し変ですよね。経験から生み出された集中法だったのですが、これで集中できる理由は大きく2つあります。

 1つは、
 頭をリフレッシュさせる気分転換の要素
 もう1つは、
 同じ行動を繰り返すルーティンの要素です


1. TwitterやFacebookのチェックでもOK。
  定期的に頭を切り換えてリフレッシュしよう



 ■集中の持続時間が短いのは体質で、
    欠点ではない

人間はどれだけのあいだ集中していられるのでしょうか?
諸説あるようですが、どうやら1時間以上は持続しないのが一般的なようです。校正のように高い集中力を発揮しなければいけない業務の場合は、なおさら持続時間は短くなります。

また個人差もあります。
中には10分しか集中できないという人もいます。すぐに集中力が切れてしまうと悩む方もいると思いますが、特別な欠点ではありませんので、あまり気にしなくても大丈夫です。



 ■10分の集中を12回繰り返せば2時間

とはいえ、10分で集中が切れてしまっては、仕事になりませんよね。集中できる時間を増やすにはどうしたらいいでしょうか。方向性としては、集中できる時間を延ばすか、何度も集中するかの2択になります。つまり、10分しか集中できなくても、12回繰り返せば2時間も集中できる計算です。

集中できる時間を延ばすのは、体調や精神状態にも大きく左右されるので、なかなか意識してコントロールするのは難しい面があります。一方で、何度も集中する方法は、意外に簡単です。



 ■「つい遊んじゃう」のは
     脳が悲鳴を上げているから

集中して仕事をしなければいけないのに、ついニュース記事を読みふけってしまったり、ソーシャルメディアのチェックをしてしまったりした経験は、誰しもあると思います。実はこの「つい遊んじゃう」がキーポイントになります。

集中力が途切れてしまう原因は、脳の特定部分(主に前頭前野と言われます)の酷使です。「ちょっと脳を休ませて! 」というサインなのです。そこで仕事とはまったく別の何かをして、フル活動していた頭をリフレッシュさせるのが効果的です。



 ■意識して頭をリフレッシュさせよう

ある人にとってはTwitterのチェックかもしれませんし、私にとっては冷たい水で手を洗うという気分転換です。コーヒーを飲む、タバコを吸う、中庭を軽く散歩する、誰かと会話するなど、目の前の仕事から完全に離れられるのであれば、なんでも構いません。

重要なのは、それが「頭をリフレッシュさせるための行動なのだ」という自覚です。意識してやらないと時間を無駄にしてしまいますし、「なに遊んでんだ! 」と怒られてしまいますからね。


2. ルーティンで
  自然と集中モードに入れるようになる



 ■スポーツ選手が
    決まった動作をするのはなぜか

高い集中力が求められる競技、例えばゴルフは、ボールを打つまでの動作がみんな似ています。グリップを確認するとか、パッティングなら芝目をチェックするとか、もちろん競技上の必要性があってやっている動作も含まれていますが、「こうしなければならない」というルールが存在するわけではありません。

また、野球選手がバッターボックスに入ると、必ずと言っていいほど決まった動作をします。イチロー選手の、肩の裾をつまみ、バットを正面に突き出す「儀式」が有名ですよね。これも準備運動のための行動ではないはずです。

両者に共通するのは、集中するためのきっかけ作りだということです。実は、「一連の動作の後に集中する」という行為を繰り返していると、集中モードに入りやすくなります。



 ■集中するための
    「自分のルーティン」を作る! 

校正者時代、冷たい水で手を洗ってきて席に着くと集中できたのは、それが私にとっての集中するためのきっかけ作りだったからです。作業から完全に離れ、気分転換をし、再び座席に着く。この繰り返しで、眠かろうと、疲れていようと、何度でも集中できました。

みなさんもぜひ、「集中するための自分専用のルーティン」を作ってみてください。ポイントは、頭をリフレッシュさせたあとに集中する、という一連の動作を繰り返して、クセにしてしまうことです。

作業効率も正確さもグンとアップします。
急いでいたり、ミスをしたくなかったりするときほど、計画的に休憩をしたいですね。



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2013/2/18 12:31 更新

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