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 気になるニオイ加齢臭
 &口臭撃退のコツ5力条


2013/1/29 9:30

加齢臭の原因は中性脂肪やコレステロールの多い脂っぽい汗
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加齢臭というと、男性の高齢者を思い浮かべる方が多いと思われます。
実は女性も40歳頃から加齢臭の心配が増えてくるのです

加齢臭の原因は中性脂肪やコレステロールの多い脂っぽい汗



■そもそも加齢臭って?

40代を過ぎると季節に関係なく、若いころには感じなかった独特の脂っぽいニオイが強くなります。
これが「加齢臭」で、その原因は「ノネナール」という物質。
30代までの人にはほとんど検出されない、言ってみれば「中高年特有の体臭」なのです。

ニオイのもとになるのは「皮脂と皮脂の酸化」。
若いころと同じように脂っこい食事を食べて、運動不足が続くと、使い切れない中性脂肪やコレステロールが、汗と一緒に毛穴から分泌されます。それを放置したままにすると酸化して皮膚からイヤなニオイが発生するのが加齢臭です。


■女性ホルモンが少なくなるのも原因

加齢臭は男性だけの悩みと考えていませんか?
実は女性も加齢臭が分泌されます。ただし、女性は女性ホルモンに体のニオイを抑える働きがあるので、50歳前後で閉経を迎えるまでは、あまり気になりませんが、女性ホルモンが激減したら、加齢臭に十分注意しなければなりません。


■皮膚のバクテリアが生み出すニオイ物質

適度な皮脂は皮膚を保護するバリアとして働いてくれますが、過剰に分泌されて、空気に触れて酸化すると、皮膚の表面にいるバクテリアなどの「常在菌」がエサにして分解しはじめます。
するとニオイのもとになる「ノネナール」が発生します。年齢を重ねると、肌のターンオーバーも遅くなり、古い角質が残って常在菌が増え、そこに中年太りで脂っこい汗をかくと、ニオイの原因物質がどんどん増えてしまうのです。


■水分補給と便秘解消、肉を控えめに
  ~加齢臭予防1


加齢臭の対策として、脂っこい食事やカロリーオーバー、そして便秘などにも注意して、食物繊維が豊富で抗酸化作用の強いビタミンC、ベータカロテン、ポリフェノールなどが豊富な野菜や果物、海藻、豆類をとりましょう。
汗をかかないように水を飲まないと、老廃物を体にため込んでしまい、汗が濃くなって、逆にニオイを悪化させます。こまめに水分補給をして、食べたものをため込まない体の代謝システムを維持しましょう。


■下着の寿命は短く、服装で体温調節
  ~加齢臭予防2


洗濯をしても直に肌に触れる下着のニオイや黄ばみは、なかなか落ちないものです。思い切って下着はどんどん新しいものに切り替えていくようにしましょう。
抗菌や消臭効果のある下着も長期間使っていると効果は落ちてしまいます。

最近はクールビズもウォームビズも定着したので、服装もかなり自由になりました。無駄な汗をかかないように、部屋の外と中の温度がかなり違う場合は、服の脱ぎ着をこまめに行い、暑い部屋で我慢して上着を着続けたりしないようにしましょう。女性はマフラーやスカーフで上手に体温を調節しましょう。


■こまめに汗を拭き、リラックス
  ~加齢臭予防3


汗をかくのはしかたがないことですが、そのまま放置すると、汗の成分が酸化して体臭のもとになります。
ハンカチやウエットティッシュで、こまめに汗を拭くようにしましょう。汗を拭くことで体温も下がり、気持ちもリラックスして、緊張感が取れ、加齢臭の強い汗をかく量も減るはずです。

そのとき皮膚をゴシゴシと拭くと肌荒れの原因になるので、汗を吸収させるようにガーゼ素材のハンカチなど吸水性に優れ、肌への刺激の少ないものを押し当てるといいでしょう。
汗をかいたままの肌に香水や制汗剤をつけると、ニオイが混ざって不快な香りになることもあります。いい香りを身にまといたいときは、汗を拭いた清潔な肌に使用しましょう。



■40代は口臭も要注意

唾液は一日に1.5~2リットルも分泌され、口臭を洗い流してキレイにしてくれます。
しかしストレス、加齢、時間帯などで唾液の分泌量が減ってしまうと、口臭が気になります。歯周病や喫煙、食べ物などでも口臭が強くなるので、加齢臭とともに40代は口臭ケアも大切です。


■朝、緊張後の口臭に要注意

朝起きてすぐ、お腹が空いているとき、また緊張しているときは、唾液の分泌量が減り、口が渇いて口臭が強くなることを覚えておきましょう。
口の中に棲みついている細菌が、口の中に残る食べかすや剥がれ落ちた口の粘膜に含まれる、糖やタンパク質を分解するときに悪臭が発生するのです。寝る前にしっかり歯磨きするのは、朝の口臭予防にも役立ちます。緊張する会議や人前で発表するとき、パーティーなどの前も、口臭が気にならないように歯磨きを忘れずに。


■歯周病ではない?

日本人の約70%がかかっているという歯周病。
歯と歯肉の間に歯周ポケットを作り、そこに歯周病菌が棲みついて、食べかすや汚れを分解するときに、「下水の臭い」「腐った生ゴミの臭い」と言われる強烈なニオイを発します。歯周病を放置すると、歯を失うだけでなく、糖尿病、心臓病、脳梗塞などを起こしやすくなり、命の危険にさらされてしまうのです。早めに歯医者さんに相談しましょう。


■口臭予防のベロ回し
  ~口臭予防1


舌べろを鼻の下あたりからゆっくりと360度回転させ、歯と歯茎を舌で触ります。
これを時計回り、反時計回りと3回ずつ行います。唾液の分泌を促進するだけでなく、ほうれい線や口のまわりのシワを予防します。


■口臭予防マッサージ
  ~口臭予防2


あごの両サイド、えらの下あたりにある耳下腺を軽く押して刺激すると、消化酵素をたっぷりと含んだ唾液の分泌が増え、口の中を掃除するのに役立ち、口臭予防に効果的。
さらに胃腸の働きを助けてくれます。


■口臭、加齢臭はカンタンにケアできる!

以上のように、ちょっとしたマッサージや体のケアを心がけるだけで、口臭や加齢臭は改善できます。
悩んでいるよりも、まずは行動です。さっそくトライしてみてください。


文・宇山 恵子(All About アンチエイジング)




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2013/1/29 9:30 更新

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