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 LINEの危険性とは?
 ソフトセキュリティ会社が
 LINE利用指針を公表


2013/01/16 12:38 タグ: ,


ソフトセキュリティ会社のトレンドマイクロがLINE利用指針「人気アプリ、LINEを安全に利用するために」を公表しました。
これはLINEをはじめ、無料通話アプリを利用する際に気をつけるべき点をまとめたものです。




「利用前には、アドレス帳の送信に注意」
「意図しない友達の広がりを防ぐ」
「保護者は子どもの利用に注意を」
この3つをあげて注意喚起をしています。

しかし、セキュリティ会社が注意を呼び掛けていることからもわかるように、LINEに代表される無料通話アプリの危険は、セキュリティアプリでは防ぐことはできず、人的要因に起因しているということです。

つまり、アプリ自体は危険ではないのですが、知らないことによる危険、使い方による危険性があります。そこで「LINE」をはじめとする、無料通話アプリの危険性についてまとめてみました。



■1:「設定」の危険性
「相手のアドレス帳に自分の電話番号があると自動的に相手に表示される」
「友達として登録されると削除できない」
というしくみが問題視されています。

これは双方アプリをインストールしていないと利用できない(一部の無料通話アプリではインストールしていない相手とも通話可能)という点をカバーするために、アプリを使っている友達を探しやすくしたものです。しかし、スマホの電話番号は使いまわされているため、新しくすると、前の持ち主とのつながりがそのまま残ってしまうなどといった危うさもあります。

この点を解消するために設定方法に関する注意点をチェックしておきましょう。

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■2:「つながり」の危険性
「友達募集」サイトやアプリがいくつも見受けられます。
これらを利用して相手を探すことはとても危険ですし、各運営会社も禁止しています。また不特定多数の人が閲覧できるところにIDなど個人情報をのせることも危険です。

LINEでは2012年12月20日(木)より、au(KDDI)のAndroid端末での18歳未満のLINEを利用者の、ID検索を不可にするなど対策を講じています。しかし、何よりも各自がこの危険性を自覚することが大切です。
無料通話アプリは相手がいないと使えないので、もしトークルーム(チャット)の相手を見つけたいというときは、「LINE Play」の「ラウンジ」で試してみてはいかがでしょうか。ここではスタンプもつかえますので、プチLINEトークルーム体験ができます。


  
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■3:「課金」の危険性
今はそれほど問題視されてはいませんが、各社ゲーム系のアプリを連携させてどんどん出し、未成年の利用者も増加していますので、ここにも危険性があると感じています。

つい先日、グリーが未成年者に対して設定していた課金上限額を上回る請求をしていた問題がニュースになりました。その中で「子どもが数十万円を使ってしまい、請求がきて困っている」といった相談が全国の消費生活センターなどに寄せられ、その対策としてグリーが、未成年者の課金上限額を「15歳以下のユーザーは月間5000円まで、16~19歳は月間1万円まで」としていたとありました。
入り口は無料でも、課金される内容が含まれているアプリであるということを、とくに保護者には知っていてほしいと思います。



【参考】
トレンドマイクロ株式会社
(ライター:栗山佳子


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