さて、今日から「振り子の法則、リアリティトランサーフィンー幸運の波、不安の波の選択ー」の抜粋シリーズ始めようと思います。

私は著者のヴァジムぜランドさんがどのようにしてこのようなアイデアを受け取ったのか興味津々でしたが、この本の最初に少し触れてあったので、そこから抜粋していこうと思います。





振り子の法則、リアリティトランサーフィンは、著者が夢の中で監視員と出会うことから始まります。

著者のヴァジムぜランドさんが、憂鬱な夢を見たある日、明け方の星々のさざめきで目が覚めます。
そして明け方の散歩に出かけます。その時、いつもは気に留めない見事なシンフォニーになっている鳥たちの大合唱の素晴らしさに気づきます。そして自然の完璧な美しさに気づきます。

でもふと現実を振り返ると、わびしく暗澹としたものだったこと。いつも全て簡単に手は入らない。戦い取る必要がある。それでも得られないのだから、自分を変える必要があると思うのです。つまり自分と戦う必要性がある、と思い自分自身と格闘するのですが、これはもっと難しいと気づくのです。

そんな時、ぜランドさんは夢を見ます。
とても美しい自然保護区にいるのです。そこで、白い髭の保護区の監視員である老人に出会います。監視員は冷たい口調で、「身勝手で、欲深い訪問者たちに疲れた」という趣旨のことを言ったそうです。彼らは常に不満を持ち、始終何かを要求し、騒ぎ立て、後にはゴミの山を残して立ち去ると。

ゼランドさんはそれを聞いて、そこから立ち去り先に進んで行き、その場のあまりの美しさに歓喜にあふれていると、また監視員が現れます。

まるでおとぎ話の挿絵のような美しさに「こんな美しいところで暮らせる人はさぞ気分が良いだろう」と監視員に話しかけると「幸せの輪に混じって暮らしちゃならんと一体誰が言っておるのかね」とむっと答えてきます。
「誰だって好きな運命を自分で選んでやる事は自由なんじゃ。我々が持っている唯一の自由とは選択の自由と言うやつじゃ。誰でも欲しいものを選ぶことができる。お前さんには選ぶ権利があるのにそれを利用してはおらん。選ぶということがどういう意味を持っているのかただ単にわかっておらんのだ。」

監視員の老人は、「あの人たちがお前さんのためにワシをよこした、使命を果たさねば」とも言っていたそうですが、あの人たち、使命、などは謎のようです。聞こうとしたけどやめたそうです。

「欲するもの全てを選択する自由は誰もが持つことができる。そこで問題じゃ。この自由はどのようにして受け取るのか。もし謎解きができたらお前さんの持っているりんごは空へ落ちていくじゃろう。」

この謎解きに苛立ったゼランドさん。監視員の老人は「もういいお前さんに見せないといけないものがあるんじゃ」と言ったそう。
ここで夢から目が覚めたそうです。

目覚めたとき、監視員は何らかの情報をゼランドさんに吹き込んだのではないかと言うはっきりした感覚が残っていたそう。その時トランサーフィンというよくわからない言葉だけしっかり記憶してたそうです。 


p30
頭の中を駆け巡っている唯一の考えは、自分の世界を自分で整える必要ではなく、すべては自分のあずかり知らないところで、自分の幸福のためにずっと以前に出来上がっているというものだ。陽のあたる場所を求めて、世界を相手に戦ってはいけない。これは最も効率の悪いやり方である。自分でそこに身を置きたいと思うような世界を自分のために選択する事は、誰も私に禁じていないということなのだ。
最初、こんな考えは馬鹿げていると思われた。そんな夢のことなどすぐに忘れてしまったことだろう。だが、大変驚いたことにまもなく監視員が言う選択するということの意味は何なのか、そしてそれをどのようにして行うのかということが、極めて鮮明な思い出として、記憶に返ってきたのだった。監視員の残した謎の答えは、どこからともなくもたされた「知」としてひとりでに現れた。
毎日私は何か新しいことを発見し、その都度仰天しそうな位とてつもない驚きを体験した。どこからこうしたことを知りえたのか、合理的に説明することができない。ただ、ひとつ自信を持っている事は、私の頭からはこのようなことが生まれてくるはずもないということだ。


トランサーフィンは、まるでスーパーマーケットで商品を選ぶように、文字通り運命を選ぶ方法である。これはどういうことを意味するのかについて私はあなたに全てを話したい。そうすればなぜりんごが空へと落下できるのか。明け方の星々のさざめきとはなのか、この他多くの事情でない事柄についても知ることができるだろう。



ここからトランサーフィンシリーズは始まります。後にゼランドさんの著書の中で、いまだに監視員の存在を感じることがあるとも述べていたので、こうやって導いてくれる存在はきっと全ての人に必ず居てくれるんだろうなと思います。
自分の内側探究こと、鍵なんでしょうね。


ということで、次回もこちらの本の抜粋(私なりの言葉でまとめてあるところも多いです)をしていこうと思います。


続く…ピンク薔薇