自然界のDEVA達展
~ぜんまいへのラブレター~

たしか、あなた達にわたしが会ったのは雨上がりの肌寒い5月。
山先輩に山へ連れて行ってもらった時だった。
私はさむくてぶるぶる震えていて、おまけに息も白かった。
周りはたくさんの木々に囲まれていて、しいんと静まり返っていた。
地面を見ながら歩いていると、わたしとおんなじ
白い息をはいているあなた達をみつけました。
毛に覆われていますが、それでもさむそうに私にはみえました。
でも、あなた達はぎゅーっと三人で体を寄せ合っていましたね。
まだ小さいあなた達を見て私は、意味も無く
わくわくしていました。
・・・・・・・・
わたしは、小さい時から実はあなた達の存在がなぜか
気になって気になって仕方なかったのです。
毛で耳を塞いだようにして丸まっている
あなた達の格好がおかしくて、かわいらしくて
たまらなかったのです。
ばあちゃんとじいちゃんが、あなたを山から採ってくると、
私は茶色い綿毛をはがすのがとっても楽しかったのです。
~ぜんまいへのラブレター~

たしか、あなた達にわたしが会ったのは雨上がりの肌寒い5月。
山先輩に山へ連れて行ってもらった時だった。
私はさむくてぶるぶる震えていて、おまけに息も白かった。
周りはたくさんの木々に囲まれていて、しいんと静まり返っていた。
地面を見ながら歩いていると、わたしとおんなじ
白い息をはいているあなた達をみつけました。
毛に覆われていますが、それでもさむそうに私にはみえました。
でも、あなた達はぎゅーっと三人で体を寄せ合っていましたね。
まだ小さいあなた達を見て私は、意味も無く
わくわくしていました。
・・・・・・・・
わたしは、小さい時から実はあなた達の存在がなぜか
気になって気になって仕方なかったのです。
毛で耳を塞いだようにして丸まっている
あなた達の格好がおかしくて、かわいらしくて
たまらなかったのです。
ばあちゃんとじいちゃんが、あなたを山から採ってくると、
私は茶色い綿毛をはがすのがとっても楽しかったのです。