
「レイちゃん、どこかにいないかな」
火葬から帰って来たばかりなのに、夫の言葉は、笑えるけど泣ける。
涙が出そうになって、顔をそむけたら、
「どうしたの?」
と、聞かれたので、
「笑えるけど、泣ける」
と、答えたら、
「本当にいるかもしれないよ」
と。
それは、未来、またレイちゃんに出会えるという事なのか、
レイちゃんにそっくりな猫がどこかにいるということなのか、
夫には聞きませんでしたが、
何となく、“ツンデレ”されたキッチンマットの上を眺めていました。
今朝、
「トットットット」
という音が、寝ている頭の方でしました。
レイちゃんの足音っぽいけど、雨かなあ、と思っていたら、
音は夫の頭の方から私の頭の方へ来て、また戻って行きました。
時計を確認したら、5時45分。
レイちゃんが
「外に出して」
と、時々呼びに来ていた頃の時刻。
何か科学的に証明できる音とか、思い込みとかあるだろうけど、
そういう事にしておこう。
写真は、私とベンチでした最後の日向ぼっこ。