仕事は変化を楽しまなければもったいない。
私の尊敬する上司や経営者の方々も
様々な場面で口にしていますが
ここ１カ月私も社員との面談や新卒採用面接の中で
話をする機会がとても多かった。
私たちが身を置くこのネット業界は
環境の変化が激しく、
これまで調子のよかった会社やサービスが
急に失速することもあれば
逆にこれまで目立たなかった会社が
凄まじい勢いで伸びてくることもあります。
ビジネスチャンスが多く、参入障壁が低く、
日進月歩でテクノロジーが進化し、
ユーザーの経験値も上がり続けているのだから
当然な話です。
経営者はこの変化の流れを敏感に察知し
勝負時を見極め次の一手を打ち続けない限り
会社を成長させ続けることは難しい。
成長し続けている会社の内部では
高速に変化が起きていて、
社員の役割変更や組織変更が
短期間で行われています。
ベンチャーキャピタリストをやっていたときに
見た会社もそうだったし、
一番良い教科書であるサイバーエージェントが
まさにそう。
そしてとにかくいつもドタバタだけど
そこで活躍している人はいつも楽しそうなのです。
楽しめる理由は実にシンプルで、
当事者意識を持ち変化をチャンスと捉えて
自分の役割や目標を自ら変化させ
周囲に宣言し実行に移しているから。
決して流れに身を任せて与えられた仕事を
こなしているだけではありません。
自分自身の部署異動や役割の変更だとか、
先行きが不透明で不安だとか、
上司との相性が良くないとかいった
よくあることを理由に仕事に集中できていない
楽しめないと感じる人は自ら動くことが
できていない証拠だと思います。
最低限の制約はあるものの、変化に富み
裁量権が多いこの環境で
仕事が楽しめないのはもったいないことです。
自ら動くことで良い意味で状況を一変させる
ことができる人は実は多いと思っています。