幻の幸福を追いかけて

破滅への坂道を

転がるように走っていく

君よ

 

後ろから君の名を呼ぶ

わたしの声が

聞こえないかい

 

馬鹿になって

どんどん落ちてゆく君を

引き留めるために

叫び続けている

わたしの涙を

振り返ってはくれないのかい

 

愛しているよ

今も君を

愛しているよ

だから

帰ってきておくれ

 

霧の中に隠れた

破滅の玉を飲み込む

その前に

どうかわたしの声に

気づいておくれ