初めまして、医3プレの米良です。滋賀医科大学端艇部の対校クルーのCOXを務めています。

本当は前回分を担当する予定でしたが、書くことが思い浮かばず、六山君にお願いしました。


今回は浜医戦を終えたこともあり、ありがたいことにネタには困らなそうです。本来は毎年開催される予定の浜医戦ですが、コロナ禍の影響で三年の私も初めてでしたので体験記をブログという形で残しておこうと思います。


前回のブログで触れていますが、対校クルーが確定後の初出場の予定だった大会(朝日レガッタ)は棄権となったため、他大学の艇と並べてのレースは浜医戦が初でした。そのため、クルー一同、気合を入れて臨みました。


そもそも、浜医戦とは何かについてですが、我々滋賀医科大学と姉妹校である浜松医科大学は年に一度交流を兼ねて体育会部活同士で試合を行います。スクールカレンダーにも明記されているれっきとした学校行事の一つです。


今回は滋賀医側が浜医へ赴く回ということで、我々は気合十分、自艇をトラックへ詰め込み、浜医ボート部の待つ佐鳴湖へと向かいました。


到着後、浜医の方々に挨拶をした後はすぐにレースが始まります。最強のマネージャーを決めるマネレース、混合女子クォレースの次が我々のクルーの出場する対校男子フォアのレースです。


試合前はレースをイメージしたアップと水の流れの確認を行いました。佐鳴湖名物、飛び跳ねて空中で艇を横切る愉快なお魚たちも堪能できました笑


滋賀医大の場合、普段の試合では馴染みのある琵琶湖漕艇場が会場であることが多く、漕ぎ慣れていない地での試合経験は稀です。このような場合は、特にその時の水流(向きは順流が逆流か、コース内で流れの強さに変化はあるか)などの情報の確認が重要になります。今回は逆流であったので、レース中の水中のタイムはあまり出なそうであり、それに焦らないようにクルー同士認識を揃えておきました。


このようにアップを終え、ついにレース開始です。我々の目標は力まずにリズム重視で漕ぐことでした。スタートで相手を離すことができ、精神的に余裕を持てたこともあり、その時の自分たちの中ではベストに近い漕ぎができていたように思います。


レース結果はと言うと


3艇身ほどの差をつけての快勝でした!


実は、それまでの練習で、長い間上手くリズムを付けむことができず力んでしまっていました。そんな時、ちょうど浜医戦直前の練習でこれらの改善への兆しが見えてきたところでした。このようなタイミングでのレースで良い漕ぎを再現でき、勝利を収めることができたことは我々クルーにとっての大きな自信になったように思います。


新人男子クルーも勝利し、ボート部全体としての浜医戦は滋賀医科大学の勝利となりました。


レース後は浜医の部員たちとの懇親会がありました。水上の敵は、陸に戻れば同じレースを共にした頼もしい同士であり、仲間に変わります。お互い真剣に勝負をした分、打ち解けるのも早く、親交を深めることができました。試合での再会を誓い、それぞれの帰路に着いたのでした。


この浜医戦というイベントは我々のボート部として新入生を迎えての初めての遠征であり、新入生との仲を深めることもでき、チーム全体としての結束が強まったように感じます。浜医戦を終えてしばらくした今では、各部員、各クルー、次の試合に向けて熱心に練習に励んでいます。部の更なる活躍と発展を祈りこの日記ブログを終えようと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。


 今回はボートの競技性について触れることがあまりきなかったので、次回担当するときはCOXとしての立場からもブログを更新できればと思います。