連鎖 | 線路沿いの道

連鎖

ある問題がある。

大きな問題だ。

必死の思いで、全身全霊を振り絞ったつもりで

やっとのことでそれをクリアする。


クリアして、いつもの毎日に戻ろうとすると

さらに面倒な問題がつきつけられる。


そういう連鎖に、俺は耐えられなくなった。

負けたのだ。


今、負けた、と書くことに躊躇があった。

それほど俺は、弱いのだな。


自分を卑下するな、と良く他人に云っていたものだが

卑下でなかった場合、どうなのだろう。


生きることがこれほど泥沼だと知っていたなら

夢見たり、もがいたりしなかったのに。

だけど今、生きている以上仕方がない。


どこまでももがき続けるしか、ないのだろう。