父の面影 | 線路沿いの道

父の面影

果たして俺は、自分の父を好きだったのだろうか?

今でもよく分からない。


俺が幼いころは、厳格な父だった。

それがどうしたことか、10歳くらいになって

「これからは叱らないことにする」

と、突然の宣言をした。


今でも、その理由は皆目見当がつかない。


死んでしまった父に、いまさら聞くことはできないけれど

そんな話をしておけば良かったな、となぜか思う。


さて、夕食の支度をしよう。