もしも | 線路沿いの道

もしも

みほのこころが届いていないなら

ここにもう、俺はいない。

独りで、どこまでも遠くへ行っただろう。


やり残したというほどのことも、ない。

がんばることも、努力も、学ぶことも、飽きてしまった。

果てがないし、終わりもない。

積み重ねる虚しさに、気が遠くなる。


だけどまた、ひとつを積み重ねることができるのかどうか

それを俺は、試そうとしている。

みほのところへ帰りたい、いや、そうではなく

これ以上みほを寂しくさせたくない。

そう思うからだ。


なにをすればいいのか、

ひとつひとつの行動には、迷いがある。

それでも、行き先には迷いがない。

このこころにも。


穏やかな午後を二人で過ごす毎日。

それだけをつくりたい。