狭い場所 | 線路沿いの道

狭い場所

たとえば、金。

リズムとでも云うのだろうか。

何年かごとに、金持ちになったり

食うや食わずの状態に堕ちたり。


必要なときに金がなく

どうでも良いときには、あまるほど入ってくる。

金とは、そういうものらしい。


社会的信用だとか、人間関係だとか

そういうしがらみを全部捨ててしまうと

実は、金などほんの少しで生きていける。

それを俺は知っている。


生きる場所はひどく狭くなるけれど

みほと暮らせるならば、それでかまわない。


ただその狭い場所に

みほを閉じ込めてしまうことが、俺は怖い。