レコノサンスラップ、そしてスターティンググリッド  SF SUGO 10 | すももや店主のブログ

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気が向いた時に不定期で更新します。

Reconnaissance Lap and Starting grid 

Super Formula Round3 SUGO   Part10

 

スタート進行が始まる少し前、レースコントロールから、レコノサンスラップ 20分が宣言されました。

SFでレコノサンスラップが宣言されたレースに立ち会うのは、私すももやさんは初めてです。

F1では使われておりますし、名前は違いますが2輪でのレースでは、サイティングラップと呼ばれ運用されています。

レコノサンスラップは、指定時間(この大会では20分)ピットイン、ピットアウトゲートが開かれ、その時間内はフロントストレートを通過せず、ピットを通過すれば何州でもコースを走行することが可能というものです。

これは、午前中のフリー走行(FP2)が、ほとんどのドライバーがまともにラップすることができず終了してしまっているので、レインコンディション下のコースを下見走行する時間を設けるというレースコントロールの判断によるものです。
しかし、このレコノサンスラップ中に、大変残念、かつ心配な情報が飛び込んでしまいました。

PONOS Nakajima Racingの山本尚貴選手が、最終コーナーでガードレールへ追突とのアナウンスが入ってしまったのです。
山本選手の状態が気になるところですが、幸い身体には影響がなかったようです。

しかし、大変残念な思いを抱えた形で、スターティンググリッドに向かうこととなってしまったのでs。

PONOS Nakajima Racingは65号車の佐藤蓮選手一人で戦うこととなってしまいました。
山本選手、佐藤選手、お2人の素晴らしいレースを期待していたので、事故の原因となった、この悪天候が本当に残念でなりません。
しかし、こんな状況でも、PONOS Nakajima Racingは佐藤選手と最善のコンディションで送り出すため、雨の中最後の最後までマシンの調整を行っていました。

 


#65 PONOS NAKAJIMA RACING SF23

めぐめぐは、傘をさし、佐藤選手のサポートにずっとついていましたよ。

 


MEGUMI HARUMA Jun. 23rd, 2024 SUGO International Racing Course

加藤チーフエンジニアと、打ち合わせる佐藤蓮選手。
佐藤選手の表情からも、難しいレースになるだろうという空気が伝わってきます。

そんな重たい空気の中でも、明るく佐藤選手をサポートするのがめぐめぐのお仕事です。


REN SATO, YUKI KATO and MEGUMI HARUMA Jun. 23rd, 2024 SUGO


中嶋悟総監督と話す、佐藤蓮選手。

やはり、中嶋監督の表情もかなり厳しい。
 

REN SATO, SATORU NAKAJIMA and MEGUMI HARUMA Jun. 23rd, 2024 SUGO

そろそろ私たちの退出の時間。

REN SATO and MEGUMI HARUMA Jun. 23rd, 2024 SUGO

 

めぐめぐ、お願い。

佐藤選手には勝ってもらいたい。

だけどこういうコンディションだからさ、何とか無事に蓮さんをチェッカーに導いてほしいんだよ。

スタートギリギリまで、蓮さんの傍にいることができるのはめぐめぐだから。

めぐめぐ、頼んだ...。


MEGUMI HARUMA Jun. 23rd, 2024 SUGO

 

いつもはこれからの決勝が楽しみにコースを退出するのですが、今回だけは、本当に蓮さんの無事を祈りながらの退出となりました。

追記.
普段ブログでは、佐藤蓮選手を、佐藤選手、佐藤蓮選手と書かせていただいておりますが、今日のブログでは私が、佐藤選手と話す時に呼ばせていただいているお名前での記載もさせていただいています。
悪天候でのレースとなり、本当にこの時だけは、祈る思いであったこと、お察し下さい。