雪が積もり始めています。皆さんのところはどうでしょうか。安全にお過ごしください。

 

人間は痛みは我慢できても、痒みは我慢できないと何かで読みました。

 

背中が痒いとか、頭が痒いとか、杏桃太でも痒さを感じる箇所は色々です。

自分で動かせない親にとっては、話せないので苦痛極まりないだろうなぁと思っています。特に栄養注入中など同じポーズで過ごす時・・・

 

自宅で体位交換するときは、必ず背中をさすってあげました。オムツをして、背中を撫でてさすってあげて、肌着やパジャマがキレイにピシっとなるよう、気を付けていました。

 

倒れたばかりの時に、バスタオルの模様織も床ずれの原因になるから、模様は印刷されてるものなら良いけど織柄は持ってこないよう、言われました。

シワになっていれば、そこに体重がかかり床ずれの原因になる、とも教えられました。パジャマや肌着のシワも伸ばすよう、その時に言われました。

 

知らない事が沢山あった当時、覚える事が沢山ありすぎるのと、いつ目を開けるんだろう・・・・と毎日毎日、思っていました。

 

ある日、倒れてから1か月か2か月が過ぎた頃、片目を開けていました。ビックリしたのと嬉しかったのを思い出します。

 

そして、そこから更に数週間か1か月たってからでしょうか、両目を開けたんですびっくりマーク

目を開けたーーーーーって、もう嬉しいのと、ビックリしたのでパニック。でも超嬉しかった。

 

ただ、夜になって眠りに入ると明日の朝、また目を開けなくなっていたら、どうしよう・・・と心配しつつ付き添っていたのを思い出します。

 

後日、親本人に聞いてみました。

どうして目を開けられなかったの?どんな感じなの?』と。

 

『とても濃いモヤのような感じで、頑張って頑張って一生懸命目を開けようとするんだけど、マブタが上がらなくて(脳の指令と言うことでしょうか)断念していた。でも、ある日、一生懸命に目を開けようと思ったら、両目が開いて杏桃太や病室の中が見えた』と言っていました。

 

とても興味深い話でした。

が、本人が言っていたように【一生懸命】頑張った為か、両目を開けた時は必ず、数分後とかにイビキをかいて寝ていました。

とても疲れる、と言うのも本当なんだろうな、と思いました。

 

中り返した時も、両目を開けてみてーーーといっても、あけられず指で助けてあげると、ドロ~ンとした目でこっちを見ていました。

現在は、自力で両目を開けられますがマブタはシャッター代わり、と言うように、そのシャッターを上にあげるのは、とても疲れるものらしいです。